SUPER STUDIOがスマレジと提携を結び新たなOMO体験を実現
株式会社SUPER STUDIOが、クラウドPOSレジ「スマレジ」を展開する株式会社スマレジとのパートナーシップを発表しました。これにより、EC(電子商取引)と実店舗をつなぐOMO(Online Merges with Offline)環境の構築を加速させることが期待されています。
パートナーシップの背景
近年のコロナ禍は、私たちの購買行動に大きな変化をもたらしました。ECサイトでの利用が増える一方、実店舗では試着やタッチアップといった体験が求められるようになっています。このような状況において、コマース事業者はECと店舗の提供価値を見直し、シームレスに連携できる仕組みの構築が急務です。
従来、このOMO環境を構築するためには、顧客管理システムや商品管理システム、在庫管理、ポイント管理など、さまざまなシステムが必要でした。しかし、それぞれのシステムの連携は煩雑で、事業者にとって負担が大きい現実があります。
OMOアプリの提供
そこでSUPER STUDIOは、2024年4月にスマレジとのAPI連携を開始し、試験的に展開していた「THE [] STORE」でのデータ統合管理を通じて、顧客体験向上に務めてきました。この取り組みをさらに強化するために、今回は無償で利用できる「ecforce OMOアプリ」を提供することが決定しました。
OMOアプリの特長
- - 簡単なシステム連携: ecforceとスマレジを利用するだけで、複雑なシステム連携なしにOMO環境を構築可能です。
- - データ統合管理: ECサイトと店舗のアカウントを連携し、会員情報や受注情報を一元管理することができます。
- - 高度なCRM施策の実現: ecforceの関連プロダクトを活用することで、データを可視化・分析し、より戦略的な顧客管理が可能になります。
SUPER STUDIOとスマレジの役割
今回の提携で、SUPER STUDIOはECと店舗の統合を実現し、業界全体での顧客体験の向上を目指しています。一方、スマレジは、iPadやiPhoneを利用した低コストかつ高機能なPOSシステムを提供し、顧客の利便性を高めています。この二社の協力により、OMO市場における新たな価値が創出されるでしょう。
今後の展望
「ecforce OMOアプリ」は、在庫情報の一元管理や複数店舗の情報連携を容易にし、さらにEC・店舗間のポイント連携などの機能も今後開発する予定です。この新しいアプローチによって、SUPER STUDIOとスマレジは、コマース事業者の成長を支援し、顧客体験の向上に貢献することを目指しています。
まとめ
ECと店舗をつなぐシームレスな環境は、今後のコマース事業者にとって必須の条件といえるでしょう。SUPER STUDIOとスマレジの連携により、この実現が一段と加速することが期待されます。今後の取り組みに注目が集まります。