高校生起業家の挑戦
2021-06-16 09:00:02
高校生起業家が手がけるフルーツ大福屋が経堂にオープン!
高校生起業家が手がけるフルーツ大福屋が経堂にオープン
東京都の経堂に新たなフルーツ大福屋『凜々堂 経堂店』が6月19日にオープンしました。この店舗の代表を務めるのは、高校1年生の薄井華香さん。彼女のバックグラウンドには、石川県金沢市で青果の仲卸業を営む実家があります。薄井さんは、幼少時からその仕事を見守る中で、果物の大部分がわずかな傷で廃棄されている現実を目の当たりにしてきました。
そのことから「食べ物を無駄にするのは悲しい」と感じ、フードロスの解決に取り組む企業を立ち上げようと決意したと言います。特に、困っている人がいる一方で、食べられる食材が廃棄されている現実を変えたいとの思いが強く、啓蒙活動の場としてフルーツ大福屋をスタートさせました。
薄井華香の挑戦
薄井さんは自身の意志で起業を決意した背景には、特に目立った才能がなかったことが関係しています。「勉強も運動も特別できているわけではなく、何か特技があるわけでもありませんでした。そんな自分を変えたいと強く思った」と彼女は語ります。そして、誰も取り組んでいないことに挑戦することで、自分の存在意義を見出そうとしたのです。彼女の起業は、フードロスを実際に身近で感じてきた彼女だからこその情熱と決意の結晶です。
オープンした『凜々堂 経堂店』では、お客さんに美味しさと楽しさを通じてフードロスの大切さを知ってもらいたいという想いが込められています。「まずは来ていただくお客様に'美味しかったよ'の一言をもらえるよう頑張ります」との言葉が印象的です。
凜々堂 経堂店の魅力
『凜々堂 経堂店』の特徴は、全国から選りすぐりのフルーツを使用したフルーツ大福。白餡には品のある甘さがあり、柔らかくて程よいコシを持つお餅で包まれています。どの大福も、見た目にも美しく、味にもこだわっています。この新しい試みは、地域の人々にも新鮮な体験を提供し、フードロスについて考えるきっかけを生むことを目指しています。
現在、凜々堂は全国に8店舗があり、経堂店はその9号店となります。東京都世田谷区経堂1-26-1に位置し、090-9447-6950にてお問合せを受け付けています。営業時間は11:00から19:00まで、売切次第の閉店となります。
さらに、公式ホームページでは商品の詳細情報や最新情報をチェックすることができます。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
会社名の由来
『凜々堂』を運営する会社は株式会社Soffioneです。社名のSoffioneは、イタリア語で「たんぽぽ」を意味します。特別珍しい花ではないものの、根がしっかりとした強い植物の象徴として「信頼を得られる会社」を目指しています。また、たんぽぽの綿毛が風に乗って様々なところへと飛んでいく様子から、笑顔と幸せを多くの人々に届けたいという願いが込められています。
薄井華香さんの経営への情熱とフードロスへの取り組みが、経堂の地域に新たな風を吹き込むことを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Soffione
- 住所
- 石川県金沢市出雲町イ455番地エターナルパレス金沢605号
- 電話番号
-
090-9447-6950