Spica Glow譲受
2024-09-18 19:23:07

地域共創基盤、女性向けEC「Spica Glow」を譲受し新たな展開へ

地域共創基盤がファッションEC「Spica Glow」を取得



地域共創基盤は、合同会社bee fiveが運営する女性向けファッションECサイト「Spica Glow」を譲受し、新たなビジネスモデルの構築を目指しています。この事業拡大により、地域の小売業にEC事業を組み込むことが期待されています。

「Spica Glow」は、特に20代から40代の女性をターゲットにしたファッションECサイトであり、自社サイトを通じての販売を行っています。その販売手法は、大手ECプラットフォームを使用するのではなく、SNSを活用した集客に特化しているのが特徴です。具体的には、InstagramやFacebook、TikTokといったプラットフォームを使用して多くのフロントエンドユーザーを獲得しており、注目が集まっています。その結果として、同サイトのInstagramフォロワー数は5.8万人を突破しております。

譲受を実施した株式会社カネジョウは、長野県岡谷市で婦人服や紳士服などを扱う老舗小売業であり、創業は1885年に遡ります。地域での知名度は非常に高く、近年ではコロナ禍の影響による売上の減少を経て、3年連続で増収を達成しましたが、少子高齢化や人口減少の影響を受けているのも事実です。

このような状況の中、EC事業「Spica Glow」を引き継ぐことにより、カネジョウは商圏を広げる機会を得ることができます。「Spica Glow」のECモデルを取り入れることで、従来の顧客層を越えた新たな顧客の獲得が期待される他、今後は50歳以上のグラン世代向けのEC展開を視野に入れた戦略も考えられています。

実際、消費者庁が行った令和4年の消費者意識基本調査によると、50歳代でインターネットを使用する割合は78.1%、60歳代でも54.7%に達することが報告されています。このデータは、年齢層にかかわらずEC利用が広がっていることを示し、特に商品購入に関するニーズが高まっていることも伺えます。

「Spica Glow」とカネジョウの顧客層は現在は異なるものの、今後はそれぞれの特徴を活かし、シナジー効果を狙った施策が展開されることでしょう。カネジョウの仕入れルートを活用して、新しい商品ラインを「Spica Glow」に提案するなど、さらなる経済活動の活性化が期待されます。

さらに、この取り組みは地域共創基盤グループ全体にとっても意義深いものであり、地方にある製造企業がECを通じて新たな販路を見出すことができる機会を創出することに寄与します。今後、地方の製造業がEC事業を利用して直接消費者に商品を提供できるモデルが整い、地方創生にもつながる可能性があります。

このように、地域共創基盤が「Spica Glow」を譲受することで、新しい商業の形が生まれる期待が高まっています。特に、今後のECモデルの進化や顧客ニーズに応じた柔軟な対応が必要とされる中、注目が集まる企画であると言えるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社地域共創基盤
住所
東京都渋谷区桜丘町31-14Slack Shibuya 601
電話番号
03-6327-8654

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