ロジザードとぷらっとホームが物流革新へ向けた共同研究を開始
ロジザード株式会社とぷらっとホーム株式会社が、革新的な物流を目指した共同研究を立ち上げました。両社の技術提携により、ブロックチェーン技術の活用に焦点を当てた取り組みが始まります。なぜ今、物流業界でブロックチェーンが注目されているのか、その背景と具体的な研究内容を深掘りします。
背景:物流業界の現状
近年、物流業界は人手不足や運送コストの上昇という厳しい環境に直面しています。2024年問題と称されるこの問題は、業界全体の効率化を迫る要因となっています。特に、在庫管理業務においては、デジタル化が進みつつありますが、さらなる進化が求められているのです。
ロジザードが提供するクラウド型倉庫管理システム「ロジザードZERO」は、国内外で1,700を超える物流現場で導入されており、日々多くのデータが蓄積されています。この「ロジザードZERO」に、ぷらっとホームの「ThingsToken ™」というトークンシステムを統合することで、物流現場に新たな価値を提供することを目指しています。
共同研究の概要
新たな研究は、2025年4月から9月までの期間で実施されます。その目的は、物流現場におけるWeb3技術、つまりブロックチェーン活用の具体的な応用方法を模索することです。両社はそれぞれの強みを生かし、物流ビッグデータとブロックチェーン技術の融合を図ります。
具体的には、ロジザードZEROが蓄積してきた在庫管理データを用い、ぷらっとホームのThingsToken。また、デジタル資産の価値を高めるために必要な分析や運用の手法を検討することが予定されています。この研究が成功すれば、物流現場の効率化はもちろん、運送コストの低減、さらには取引の透明性向上にも寄与するでしょう。
ロジザードZEROの強み
ロジザードのクラウド型WMS「ロジザードZERO」は、20年以上の実績があります。その特長は、BtoC物流だけでなく、さまざまな商材や業態を柔軟に管理できることです。また、周辺システムとの連携性にも優れており、導入も迅速に行うことができます。365日電話対応のサポート体制も整っており、多くのクライアントから高い評価を得ています。
ぷらっとホームの役割
一方、ぷらっとホームは1993年に設立され、Linuxサーバーのパイオニアとして知られています。超小型Linuxサーバー「OpenBlocks®」は、さまざまな分野において広く使用されており、近年ではThingsToken ™を用いたWeb3技術開発にも力を入れています。このような背景から、ぷらっとホームの技術とロジザードのデータを組み合わせることで、物流業界に革新的な変化をもたらすことが期待されています。
まとめ
物流業界の効率化が急務となっている中、ロジザードとぷらっとホームの共同研究は、新たな価値を創出する可能性を秘めています。ブロックチェーン技術を駆使し、業界全体を革新する取り組みが今後どのように展開されるか、引き続き注目が必要です。