画像認識技術の未来を拓く!データスコープの合弁設立
日本の新興企業であるデータスコープ(株式会社データスコープ)は、鴻海集団(FOXCONN)の関連会社と共に、合弁会社を中国深センに設立しました。この合弁会社は、深圳富天创汇科技有限公司(Shenzhen DataScope,Inc.)と名付けられ、画像認識技術のさらなる発展を目指します。
データスコープは、東京都中央区に本社を置く企業で、代表は内田次郎氏です。画像認識やディープラーニングに特化した研究・開発を行っており、設立以来急速に成長を遂げています。今回の合弁によって、データスコープは鴻海集団が有する精密機器の製造技術や、機器に関連する多様な技術を駆使できるようになります。
Shenzhen DataScope,Inc. の設立経緯
この合弁事業には、データスコープのほか、台湾の鴻海集団の子会社Asiatec、香港のカメラメーカーPioneer Technology、上海のNSTKが参加しています。それぞれが持つ技術を集約し、共同で技術研究・開発を行うことが、この新たな会社設立の目的です。特に、データスコープが誇る画像認識技術とディープラーニング技術を活用することで、製品の付加価値を高めることが期待されています。
新たな製品展開
合弁会社が目指すのは、商業施設や公共機関など多様な分野での製品展開です。具体的には、来場者の属性情報を取得するシステムや、空港や鉄道の顔認証による入退室管理システム、さらには交通管理システムの構築を計画しています。
データスコープは、鴻海精密工業のLinux OSやディープラーニングライブラリを搭載したインテリジェントカメラを基に、独自の画像処理ソフトウェアを組み合わせた製品をどんどん発表していく予定です。これにより、さまざまな業種に対応可能なソリューションを提供できるようになるでしょう。
今後の目標
データスコープは売上目標として、2020年度には8億円、2023年度には100億円を掲げています。技術力を基盤とした新製品の開発や国内外への販路拡大により、確かな成長が期待されています。
展示会の参加予定
また、データスコープは12月11日から13日まで東京ビックサイトで開催される第2回AI・スマート住宅EXPOに出展します。ここでは顔認証システムやセキュリティーゲート装置、さらには映像管理のためのクラウドシステムを紹介予定です。
展示会に関心のある方はぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。データスコープのブース番号は5-32です。
会社情報
株式会社データスコープは、技術力に基づいた新製品開発を進め、国内外での販路拡大を目指します。詳細な情報は公式ウェブサイト(
https://www.datascope.co.jp/)をご覧ください。
今後もデータスコープの動向から目が離せません。