湖底探検II来場者4万人突破
2024-11-15 10:36:12

琵琶湖博物館企画展「湖底探検II」来場者4万人突破!水草の宝庫に迫る

琵琶湖博物館企画展「湖底探検II」来場者4万人突破!



滋賀県立琵琶湖博物館で開催中の第32回企画展「湖底探検II―水中の草原を追う―」が、大盛況のうちに幕を閉じようとしています。会期中に来場者数はなんと4万人を突破!多くの人々が琵琶湖の豊かな生態系、特に水草の秘密に魅了されたようです。

本企画展では、日本有数の水草の宝庫である琵琶湖に焦点を当て、多様な水草の種類やその分布、そして最新の研究成果が紹介されています。来場者からは、「琵琶湖にこれだけの種類の水草があることに驚いた」「水草の刈り取りの歴史や、肥料として利用されていたことに感心した」といった声が多数寄せられました。

展示では、普段目にすることのない琵琶湖の水中世界を、迫力ある映像や写真で紹介。来場者は、まるで湖底探検をしているかのような臨場感を味わうことができたようです。さらに、「うみのこ」という調査船での体験を疑似体験できるコーナーも人気を集めました。事前学習コーナーで知識を深めてから展示を観覧することで、より理解が深まったという声も多く聞かれました。

企画展担当者は、「琵琶湖の水草の野生の姿と、私たちとの複雑な関係性を知っていただくことを目的としています」と話します。南湖では毎年、大規模な水草の繁茂が問題となっていますが、100年前には水草が貴重な肥料として利用され、争奪戦が繰り広げられていた時代もあったとか。水草は健全な湖沼生態系に不可欠な存在であり、近年ではその回復や維持に多くの努力が払われています。

今回の企画展は、水草と私たちの間に存在する、時に相反する複雑な関係性を知り、未来に向けたより良い共存について考えるきっかけを提供するものとなりました。来場者アンケートからは、水草の重要性や、環境保全への意識の高まりを感じることができ、企画展の成功を物語っています。

展示内容

琵琶湖の水草の種類と分布
最新の水草研究成果
水草の刈り取りの歴史と現状
水草と私たちの生活との関わり
琵琶湖の生態系保全への取り組み

開催概要

名称: 第32回企画展示「湖底探検II―水中の草原を追う―」
期間: 令和6年(2024年)7月20日(土)~11月24日(日)
時間: 9:30~17:00(最終入館16:00)
場所: 滋賀県立琵琶湖博物館 企画展示室
料金: 大人300円、高・大学生240円、小・中学生150円(団体割引あり)
* 共催: 滋賀県琵琶湖保全再生課、琵琶湖環境科学研究センター

この企画展を通して、琵琶湖の自然環境の豊かさ、そしてその保全の重要性を改めて認識する機会となったことでしょう。今後も、琵琶湖博物館による魅力的な企画展が期待されます。


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会社情報

会社名
滋賀県立琵琶湖博物館
住所
滋賀県草津市下物町1091番地
電話番号
077-568-4811

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