台湾で開催されるCOMPUTEX 2016、スタートアップの新たな展示エリア「InnoVEX」登場
台湾発の世界最大ITトレードショー、COMPUTEX 2016
5月31日から6月4日まで、台湾・台北市で開催されるCOMPUTEX 2016は、世界最大級の最新ITトレードショーとして注目を集めています。今年のイベントでは、特に注目すべき新エリア「InnoVEX」が設立され、革新的なスタートアップ企業に焦点を当てます。台湾貿易センターと台北市コンピューター協会が主催するこの展示会は、グローバルなスタートアップの集結地となります。
InnoVEXの新たな取り組み
近年、インターネット業界を中心にスタートアップ企業の台頭が見られ、特に台湾ではその動向が注目されています。今回のInnoVEXエリアは、ICTやIoT関連、Eコマースに関するスタートアップに特化したスペースとして設計され、企業同士のネットワーキングが可能な環境を提供します。台湾政府は、海外のスタートアップに対して80百万米ドルの投資を発表し、さらなる支援策を展開しています。
出展するスタートアップ企業は世界各国から参加予定で、ベンチャー・キャピタルやエンジェル投資家との接点も多く、企業の成長に向けた貴重な機会が得られることでしょう。IT市場の調査機関ガートナーによると、IoTソリューションの多くはスタートアップから誕生すると予想されています。
イベントの内容と見どころ
InnoVEXでは、100以上のスタートアップが参加し、最新の技術や製品を展示します。基調講演やフォーラム、ピッチ・コンテストも用意されており、500万円相当の賞金を得られるチャンスも。特に基調講演では、スマートカーやウェアラブル技術、バーチャル・リアリティなど、今後のトレンドが展望される議論が行われる予定です。
出展企業の中には、日本からもGoodpatchを含む数社が参加予定で、グローバルビジネスを目指す企業には大きなチャンスとなるでしょう。約1700社の出展と13万人以上の来場者が見込まれている中、ネットワーキングを通じて新しいビジネスチャンスが広がります。
COMPTEXの重要性
COMPUTEXは1981年に設立されて以来、台湾のICT産業における重要なイベントとして位置づけられています。ICT分野で世界の3分の1以上のコンピューティング・デバイスを生産している台湾では、サプライチェーン全体を網羅するエコシステムが整備され、バイヤーにとっても非常に価値のある訪問先です。今回のCOMPUTEXを通じて、スタートアップ企業は台湾の技術力と革新性を活かして新たな市場へ挑戦する機会を得ることでしょう。
参加希望者への案内
InnoVEXに興味のある方は、台湾貿易センターのウェブサイトや担当者に直接お問い合わせの上、参加を検討してみてはいかがでしょうか。新しいビジネスチャンスが広がるこのITトレードショーは、スタートアップ企業にとって見逃せないイベントとなります。
会社情報
- 会社名
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台湾貿易センター
- 住所
- 東京都千代田区麹町1-10澤田麹町ビル3F
- 電話番号
-
03-3514-4700