黒髪と美の歴史
2019-07-24 08:00:12
日本の美と共に歩んできた黒髪の歴史を読み解く
日本の黒髪の美の歴史に迫る
日本の美意識は、長い歴史の中で黒髪と深く結びついてきました。その「美しい」という概念を、平松隆円准教授が新刊『黒髪と美の歴史』で具体的に掘り下げています。
平松准教授は、1980年に滋賀県で生まれ、2008年に化粧研究において博士号を取得。彼の研究は、化粧心理学や化粧文化論に及び、さまざまな教育機関での活動を経て現在は東亜大学芸術学部の准教授として、トータルビューティ学科長を務めています。彼の豊富な研究成果は、これまでに『化粧にみる日本文化』や『邪推するよそおい』などの著書として結実しています。
今回の新書『黒髪と美の歴史』は、7月24日より全国の書店やオンラインで販売が開始されます。この書籍では、平安時代の長い黒髪、江戸時代の結髪、さらにはモダン・ガールのショートカットなど、さまざまな時代の黒髪が持つ美の価値について検証しています。
何故、日本人は黒髪を美しいと感じるのか?この問いに対して平松准教授は、多くの図版や文献を通じてその背景に迫ります。彼は、平安美人の象徴とも言える黒髪の美しさや、江戸時代の華やかなかんざしとの関連、さらには近代化に伴うショートカットの台頭など、歴史的視点から黒髪の変遷を辿ります。
また、この本は日本の風俗史に詳しい井上章一教授からも推薦を受けています。書籍内には、おしゃれや美しさを楽しむための文化的視点が豊富に散りばめられています。
商品の詳細も気になるところです。書籍の出版社はKADOKAWAにて、角川ソフィア文庫として240ページにわたり、価格は1,166円(税込)で提供されています。ISBNコードは9784044004828となっており、今後の読者の感想や評判も非常に楽しみです。
平松准教授の見解を通じて、日本人の心の奥底に根強く存在する黒髪への愛情や、美の基準がどのように形成され、変化してきたのかを理解することができるでしょう。この新刊によって、黒髪が持つ日本文化の奥深さを再認識し、その美しさを感じ直すことのできる貴重な機会です。
ぜひ、書店で手に取って、日本の黒髪に秘められた美の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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東亜大学
- 住所
- 山口県下関市一の宮学園町2−1
- 電話番号
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083-256-1111