福島の新たな一杯『naturadistill山菜アブサン』
2025年11月12日、福島県川内村にある蒸溜所「naturadistill」が開設1周年を迎えます。この節目を記念して、数量限定で「naturadistill山菜アブサン」が発売されます。アブサンは「禁断の酒」とも称され、その幻想的な香りと魅惑的な歴史に注目が集まっています。
小さな村の大きな夢
川内村は人口わずか2000人の小さな村ですが、ここに蒸留所を設立することで、地域の自然の恵みを生かした酒づくりに挑んできました。この蒸留所は、着実に成長し、昨年のクラウドファンディングの成功にも支えられました。新たなアブサンの開発は、日本の山菜文化とアブサンの魅力を融合させた挑戦の成果です。
アブサンの秘密とは?
アブサンの主成分はニガヨモギで、その他にスターアニスやフェンネルなどのスパイスが加わります。このお酒は古くから芸術家に愛飲され、その魅惑的な香りの中に様々な物語があります。19世紀には幻覚作用が問題視され、生産が禁止された時期もありましたが、1987年以降、安全性が認められ、再びその製造が許可されることになりました。
自然の養分を活かす
「naturadistill山菜アブサン」の製造には、山形県のニガヨモギと福島県産のワラビ、フキ、ウドを使用。このハーブと山菜の組み合わせにより、独自の風味が生まれます。また、フェンネルやかやの実、薄荷、バタフライピーといった福島特産の素材も取り入れられ、深く澄んだハーバルな香りを実現しています。色はバタフライピーで青く染め上げられ、見た目にも美しい一杯に。
限定400本の特別な一杯
今回発売される「naturadistill山菜アブサン」は、400本の限定商品で、販売価格は税込みで7,700円。Release Dayが近づくにつれ、多くの人々の期待が高まっています。また、11月8日には先行リリースイベントも予定されているため、興味のある方は公式SNSをチェックしてください。
借り受けた自然の恵み
この蒸溜所は阿武隈高地の裾野に位置し、地下水を活用した製品づくりが特徴です。福島県内唯一の水道のない地域で、村全体が地下水を使って生活しているため、その水の質は非常に高いと評判です。今後は、邸内のレストランバーもオープン予定で、より多くの人々にこの地域の魅力を味わってもらえる機会が増えることでしょう。
自然を味わう新たな挑戦
私たちが目指すのは、地域の素材を活かした酒づくりとその魅力を世界に広めることです。アブサンを通じて、福島の美しさと資源を伝えることが私たちの使命です。「naturadistill山菜アブサン」は、その理念の象徴であり、自然への感謝の気持ちを込めた特別な製品です。
ぜひ、この新たな香りの表現をグラスでお楽しみください。川内村の自然と共に歩むこの蒸留所の挑戦が、皆さんの心に響くことを願っています。