岡山大のインクルーシブ防災
2024-11-18 22:21:19

岡山大学の取り組み、ろう・難聴者のためのインクルーシブ防災へ

岡山大学の挑戦:インクルーシブ防災に向けた取り組み



2024年10月26~27日、岡山大学は「サイエンスアゴラ2024」において、聴覚障害を持つ人々と一般の人々が共に考えるインクルーシブ防災についてのセッションを行いました。このセッションは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催するもので、岡山大学病院聴覚支援センターの片岡祐子准教授が中心となって進める「D-HELO」というウェアラブルデバイスアプリの発表が行われました。

サイエンスアゴラ2024のテーマ


今年のサイエンスアゴラのテーマは「サイエンスと共に未来へ~Bound for the future with Science~」。これに基づき、科学が我々の未来にどのように寄与できるかを議論する場となりました。特に、片岡准教授らは災害時の行動において、ろう・難聴者が直面する課題を深く掘り下げ、その解決策を模索しています。

新技術の提案


片岡准教授が提案したのは、音声警報をAIによって識別するアプリ「D-HELO」です。このアプリは、災害時に聴覚障害者が安全に避難できるようサポートすることを目的としています。セッション参加者たちは、このアプリの利便性や機能の向上方法について活発な意見交換を行いました。

聴覚障害者の視点を尊重


片岡准教授は、聴覚障害者との対話を通じて、彼らのニーズや視点を深く理解することが大切であると強調しました。彼女は「多くの人が共感し合い、テクノロジーと個人の意識の力を利用して、行動と社会の変容を促していきたい」と語りました。

防災教育の重要性


防災においては、障害を持つ人々の視点を取り入れた教育が важしいと感じられます。本セッションは、その認識を広めるための良い機会となりました。片岡准教授らは、参加者たちと共に「誰一人取り残さない社会」を実現するための具体的なアプローチを考えました。

岡山大学の長期ビジョン2050


岡山大学は、「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」という長期ビジョンを掲げています。その中で、ヘルスケア分野への取り組みも重要視されています。片岡准教授の関連プロジェクトでは、高齢者へのヒアリングヘルスの向上を目指しており、多職種連携を重視しています。

これらの取り組みを通じて、岡山大学は地域社会の期待に応えつつ、持続可能な未来の構築を目指しています。技術革新を活かし、だれもが安全に生活できる社会の実現に向けて、さらに一歩踏み出すことでしょう。今後の活動にも期待が高まります。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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