アルコール問題に対する支援活動
株式会社カクヤス(東京都北区)は、酒類販売企業としてアルコールが抱える功罪を真剣に受け止め、依存症や飲酒運転といった「アルコール関連問題」に取り組んでいます。その中で、一般社団法人リカバリングマインズが実施する「アルコール問題に関わる援助者のためのトレーニングプログラム」や「お酒のなやみなんでも相談電話」の支援を行っており、2024年9月より開催予定のトレーニングプログラムの受付を開始しました。
アルコール問題に関わる援助者のためのトレーニングプログラム
このプログラムは、アルコールの問題を抱える人々を支援する技術や家族への援助を中心に、医療分野だけでなくさまざまな支援職に向けて依存症への理解と実践を促進することを目的としています。依存症に悩む当事者やその家族、医療関係者、回復施設に関わる方々に幅広く参加が求められています。
プログラム内容は以下のように構成されています。
1.
第1回: 家族はどのような影響を受けるか/依存症とはどういう病か
2.
第2回: 患者・家族の回復に必要なこと/再発防止と慢性再発
3.
第3回: 依存症とトラウマ(単独申し込みも可)
日本とアメリカの依存症治療の専門家が講師となるこの全3回のプログラムでは、新たな専門家の参加もあり、依存症治療について深く学ぶことができます。参加者はオンラインでの参加が可能で、アーカイブ配信も行われるため、日程が合わない方でも後日学ぶことができるのが特徴です。
一般社団法人リカバリングマインズの役割
リカバリングマインズは、アルコール問題など様々な依存症からの回復に向けた支援、心の健康の維持を目的としたセミナー、カウンセリング、電話相談など幅広い事業を展開しています。特に、2020年4月からは無料相談窓口を設けており、お酒に関する悩みについて気軽に相談できる場となっています。
サステナビリティへの取組み
カクヤスグループでは、サステナビリティの一環として「酒・飲食文化と社会問題」に焦点を当てた活動を行っています。従業員の意識向上を目的に「サステナビリティ・アルコール研修」を導入し、酒文化の継承と発展に寄与しつつ、アルコール関連問題への取り組みを推進しています。
カクヤスの取り組みは、この社会問題に対する責任を果たす意義があり、同時に多くの人々に希望をもたらすものです。アルコール依存症治療に関する知識を広め、より多くの人々の回復を後押しするこのプログラムは、社会全体の健康を向上させるための重要な一歩と言えるでしょう。