千葉に新データセンター
2021-11-30 10:00:08

AirTrunkが千葉に新たなデータセンターTOK1を開設しデジタル化を推進

AirTrunkが新たなデータセンターTOK1を千葉県に開設



オーストラリアを基盤とするデータセンター企業AirTrunkが、日本のデジタル化を加速させるべく、千葉県印西市に新しいデータセンター「TOK1」を開設しました。これは、AirTrunkにとって国内最大、最高効率を誇る施設となり、アジア太平洋地域でのインフラ整備をさらに進める重要な一歩です。

TOK1の位置づけと規模



TOK1はAirTrunkにとって6番目のデータセンターであり、シドニーからの新たな展開を意味します。この新しい施設は、東京エリアのクラウドサービスを主要に支え、初期段階で60メガワット以上の容量を確保しています。広大なキャンパスは約13万2,500平方メートルを誇り、今後7棟のビルが建設される予定です。

また、66キロボルトの変電設備を設け、総容量は300メガワット以上にまで拡張可能です。これにより、既存のデータセンターからの能力不足を解消し、安定した電力供給を実現します。

拡張性と持続可能性



AirTrunkの創業者でありCEOのロビン・クーダ氏は、TOK1の開設がアジア太平洋地域のデジタル未来を持続可能にし、スケールアップする重要な拠点であるとコメントしています。TOK1は、業界トップクラスのスピードや効率がもたらされるため、日本国内における企業のデジタルトランスフォーメーションを強力に支えます。

特に注目すべきは、本データセンターが業界最小のPUE(Power Usage Effectiveness)1.15で設計されている点です。これはエネルギー効率が非常に高いことを示し、さらに屋上に設置された太陽光発電パネルが年間100万キロワットアワーの電力を生み出すことが期待されています。

地域経済への影響



印西市の板倉正直市長は、TOK1が提供する雇用機会や、デジタルスキルの向上に強い期待を寄せています。また、AirTrunkのデータセンター設立による大規模投資により地域経済が活性化することが見込まれています。新たなデータセンターは、周辺地域にとっても大きな恩恵をもたらすことでしょう。

セキュリティと接続性



AirTrunkは、すべてのデータセンターが接続性、セキュリティ、持続可能性に優れたプラットフォームを提供します。そのため、企業がデータを安心して保管できる環境を整え、特にクラウドへの移行を試みる企業にも最適な選択肢を提供しています。

また、初期の工事が45週間という短期間で完成したことも、AirTrunkの効率性を示す一例です。この間、事故も発生せず、安全第一で進められた工事により、快適な環境が整いました。

日本での拡大戦略



AirTrunkは、日本のデジタルトランスフォーメーションを支えるため、これからも積極的な投資を続けていく意向です。最近、渋谷に日本本社も設立し、専門チームの体制も強化しています。今後のさらなる展開に注目が集まっている中、AirTrunkは引き続き、日本市場における存在感を強め、地域社会のニーズにも応えていくことでしょう。

このように、TOK1という新たなデータセンターの開設は、AirTrunkにとって重要なマイルストーンであり、日本市場におけるデジタルインフラの拡充に向けた大きな一歩なのです。

会社情報

会社名
AirTrunk Operating Pty Ltd
住所
Level 11, 1 Pacific Highway, North Sydney, NSW, Australia, 2060
電話番号

関連リンク

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