クレディセゾングループが福岡に共同営業拠点を開設
株式会社クレディセゾンは2025年2月25日、福岡市博多区にグループ初の共同営業拠点「福岡グループ拠点」を開設することを発表しました。この拠点には、同社と連結子会社である株式会社セゾンリアルティが入居。これにより、今後グループ企業の連携強化が期待されています。
交通の要所であり、インバウンド需要や人口流入が増加中の福岡。このエリアで事業統合をすることで、地域の活性化に貢献する方針です。特に、県内で進行中の「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」といった大規模再開発プロジェクトが地域の活気を生み出しています。クレディセゾングループは、このポテンシャルを活かし、グループ全体の経営資源を活用していく狙いがあります。
福岡グループ拠点設立の背景
今回の共同営業拠点の設立は、2024-2026年度の中期経営計画に基づいています。2030年には「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY」を目指し、単なる金融サービスに留まらない、顧客のニーズを重視したサービス提供を行うグループを構築する意図があります。この戦略は、地域に根ざした金融と不動産サービスによって、より多くの人々に寄り添いながら、経済圏を形成することを目指しています。
福岡グループ拠点が目指すこと
1.
事業連携の強化:グループ各社間のインタラクションを増やし、連携を深めたビジネス展開を実現します。
2.
価値観の融合:共有スペースの活用により、各社の独自の価値観を融合させ、グループの一体感を高めます。
3.
ブランド力の強化:地域におけるプレゼンスを強化し、九州エリアでのブランド力を向上させます。
4.
クリエイティブシンキング:オフィス環境の設計を通じて社員の創造的な思考を育成し、革新的なアイデアを生む場を提供します。
有限のリソースを最大限に活用し、福岡において商業施設との提携カードや法人カード、さらには中小企業向けソリューションの提供、賃貸レジデンス開発など、両社が様々な金融サービスと不動産サービスを統合することによって、地域におけるニーズに応えます。
新たな拠点は福岡市博多区のI-FOREST博多駅前の5階に位置し、地域社会に根ざした総合生活サービスを提供する拠点としての役割を果たしていく予定です。このような取り組みを通じて、クレディセゾングループは地域密着型のサービスを強化し、将来的には全国への展開を視野にいれています。
企業概要
株式会社クレディセゾン
「サービス先端企業」を理念に、金融を核とした包括的な生活サービスを提供しています。約3,500万人の顧客基盤を活用した多様な事業を展開し、個人および法人のニーズに応える企業です。
企業サイト
株式会社セゾンリアルティ
この企業は不動産再生事業を通じた都市再生に取り組んでおり、社会情勢や生活様式の変化に応じた新たな価値提案を行っています。
企業サイト
このように、福岡グループ拠点の開設はクレディセゾングループにとって、地域社会への貢献を図りながら、経済圏の発展に寄与する重要な一歩です。今後の展開にぜひ注目したいと思います。