介護業界を支える最新技術、バッファローと日立の連携
近年、介護業界においてもデジタル化の波が押し寄せています。これにより、業務の効率化や入居者へのサービス向上が求められる中、バッファローと日立情報通信エンジニアリングの協力が注目されています。両社は、最新のWi-Fiアクセスポイント「WAPM-AX4R」とビジネスホン「integral X」の相互動作確認を実施し、介護施設での活用の可能性を探りました。
Wi-Fi 6対応アクセスポイント「WAPM-AX4R」
バッファローが提供する「WAPM-AX4R」は、Wi-Fi 6に対応したアクセスポイントです。これにより、より高速で安定した通信環境を実現します。特に、介護施設内では多くのモバイル端末が使用されるため、安定したWi-Fi環境が欠かせません。このアクセスポイントは、スタッフが移動する際にも安定した通信を維持する「ローミング支援機能」を搭載。これにより、別の部屋に移動した際でも、より良好な電波状況に切り替えが行われるため、通信速度の低下や不安定さを回避できます。
ビジネスホン「integral X」の魅力
一方、日立の「integral X」は、ビジネスシーンにおける多様なワークスタイルに対応可能な機能を備えています。特に、スマートフォンを内線端末として利用できる点が大きな特徴です。この機能により、スタッフはオフィスにいるか外出しているかにかかわらず、円滑なコミュニケーションを確保できます。また、内線を通じて、居室内のインターホンから館内のスタッフPHSを呼び出すことも容易になっています。
介護施設での活用事例
介護施設では、これらの技術を活用することで、業務の効率化が図れます。たとえば、スタッフのモバイル端末を内線化することで、どこにいてもコミュニケーションが可能となります。また、呼び出しシステムとの連携により、入居者の求めに迅速に対応できるため、サービスの質が向上します。
さらに、夜間にスタッフが常駐していない場合でも、外部委託先への電話転送が可能。これにより、24時間体制での安心を提供できるのです。安定した通信環境の確保が、より良いサービス提供につながります。
今後の取り組み
バッファローは、日立情報通信エンジニアリングとの連携を今後も強化し、介護業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援していく方針です。両社が持つ技術を融合させることで、介護施設が直面する課題に対し、革新的なソリューションを提供し続けることが期待されます。
技術の進化が急速に進む中、介護業界もまたその恩恵を享受しています。バッファローと日立の協力による新たな取り組みが、介護業界に新しい風を吹き込むことでしょう。