山梨県のケアラー支援ポータルサイトに生成AI機能が追加
山梨県は、家族や身近な人を介護する「ケアラー」を支援するための「やまなしケアラー支援ポータルサイト」に、2023年3月19日より新たに生成AI機能を導入しました。これにより、利用者の状況に応じた柔軟な情報提供が可能となります。
県民の4人に1人がケアラー
山梨県が実施した令和6年度の調査によると、回答者の約25%がケアラーであることが判明しました。この調査は、精神的・身体的な負担や離職・失業の経験など、ケアラーが抱える様々な問題を明らかにしました。これを受けて、県は「問題に気づき、適切な支援に繋がる社会づくり」を重視し、支援体制の構築へと踏み出しました。特に、ケアラーが抱える困難を早期に発見し、支援の入口に繋ぐことが大切であるとしています。
生成AI機能の特長
新たに搭載された生成AI機能は、以下の3つのポイントでケアラーを支援します。
1. 高精度な文脈理解
ユーザーが入力した情報をもとに、生成AIが文脈を理解し、最適な支援を導く高精度な回答を提供します。これによりケアラーは複雑な情報を整理しながら、自分に必要な支援をスムーズに見つけることができます。
2. 制度横断的な情報提供
県や市町村、国の支援制度の情報を一元的に整理し、必要な支援を瞬時に提示します。従来のように複数のページを行き来しなければならない手間を省き、使いやすさが向上しました。
3. 個別最適の情報提示
ヤングケアラーやビジネスケアラー、ダブルケアといった多様な背景を持つケアラーに対して、その状況に応じた支援情報を提供します。これにより、ケアラー一人ひとりのニーズに合った情報を迅速に取得可能です。
やまなしケアラー支援ポータルサイトの目的
「やまなしケアラー支援ポータルサイト」は、利用者が“誰でも・いつでも・どこでも”情報や手続きがわかる総合サイトを目指しています。このサイトでは、高齢者介護や障がい者支援、子育て支援に関する情報を一元的に提供。相談窓口のリストや各種支援制度の紹介、ケアラー向けの対処法、具体的なケースに基づいた支援情報など幅広い情報を網羅しています。
山梨県のコメント
山梨県の知事、長崎幸太郎氏は「ケアラー支援は地域社会や企業活動にも大きな影響を与える重要な問題です。介護の負担が大きくなると、介護離職を引き起こす可能性もあります。だからこそ、社会全体でケアラーを支え合うための認識を広めていくことが求められます」と述べています。
今後の展望
今後、生成AIの機能向上だけでなく、ケアラーの声を反映した改善や、企業や地域との連携も図っていく予定です。これにより、より多くの人々が必要な情報と支援に迅速にアクセスできるようにすることで、地域でのケアラーが孤立することなく、安心した生活を送れるようサポートしていく方針です。
【お問い合わせ先】
山梨県 総合県民支援局 働く人・働き方支援課
住所: 〒400-8501 山梨県甲府市丸の内1-6-1
電話: 055-223-1561