地域の空き家を活かした新しい宿泊体験「SEKAI HOTEL」ようこそ東大阪へ

新しい宿泊のスタイル、その名も「SEKAI HOTEL」

東大阪の商店街に新たにオープンする「SEKAI HOTEL」は、地域の空き家を再生し、ユニークな宿泊体験を提供する施設です。2018年夏に開業予定で、特に外国からの観光客が求める「Ordinary」（日常）を体験できる場を目指しています。

布施地区の魅力と観光資源

布施駅前に広がる商店街は、戦前から続く伝統ある場所ですが、現在では人口減少や後継者不足、大型店舗の影響で店舗数や利用者数が減少しています。しかし、交通の便利さは抜群で、大阪の中心地なんばまでわずか10分、奈良や京都行きの直行バスも利用可能です。また、2019年にはラグビーワールドカップがこの地域で開催され、観光資源としての可能性も秘めています。

工場に泊まる、全く新しい宿泊体験

「SEKAI HOTEL」では、地域の複数の物件を宿泊施設として活用し、布施の「ものづくりの街」としての魅力を最大限に引き出します。宿泊施設のコンセプトは「工場に泊まる」で、内装にはトタン板などを使用。実際の工場の雰囲気を味わいながら宿泊できるという新感覚が楽しめます。これにより、地域住民と観光客が自然に交流できる環境を整え、地域への還元も計画されています。

進化する宿泊の形「クラウドホテル」

SEKAI HOTELの特徴的なポイントは、「クラウドホテル」という新しい発想です。一般的なホテルの機能を一つの建物に統合するのではなく、複数の空き家を再生利用し、街全体をホテルと見なすというアイデア。宿泊、物販、アクティビティといった要素を街のあちこちに点在させることで、観光客はその街をまるごと経験することができるのです。