物流業界の革新を目指す「グローバル CLO サミット 2026」
東京都のシグマクシスは、2026年1月19日(月)に「グローバル CLO サミット 2026」を開催します。このイベントは、フィジカルインターネットに関する最前線の知見を共有し、日本での応用を模索するための重要な機会となります。特に注目すべきは、パリ国立高等鉱業学校のエリック・バロー教授が基調講演を行い、物流業界の変革に関する未来の展望を示すことです。
フィジカルインターネットとは?
フィジカルインターネットは、物流資源を社会全体で共有し、業界構造を根本から変えることを目指すコンセプトです。このアプローチによって、物流の効率性を向上させ、持続可能な社会の実現に寄与すると期待されています。既に欧州では、国際的な研究と実装が進められており、今後日本国内でもその重要性が増すと考えられています。
サミットの目的
シグマクシスは、このサミットを通じて、企業のCLO(チーフ・ロジスティクス・オフィサー)にグローバルな視点からの議論の場を提供します。2025年3月に開催された「グローバル CLO サミット 2025」の第2弾であり、CLOやサプライチェーンのリーダーと最新の動向を共有し、実現可能なアクションへと結びつける狙いがあります。
プログラムの詳細
「グローバル CLO サミット 2026」のプログラムは、基調講演と複数の講演から成り立っています。
- - 基調講演: エリック・バロー教授による「フィジカルインターネットの未来とグローバル物流の新潮流」
- - 講演内容: トーステン・ヒュルスマン氏(Open Logistics Foundation CFO)による「欧州のフィジカルインターネット 最新動向」、池田祐一郎氏(シグマクシス ディレクター)による「動き出したフィジカルインターネット」
- - パネルディスカッション: バロー教授、ヒュルスマン氏、森隆行氏(フィジカルインターネットセンター理事長)が参加し、様々な視点から議論を行います。
参加費はお一人あたり3万円(税別)です。
ホワイトペーパーの発表
また、シグマクシスは新たにホワイトペーパー『動き出した「フィジカルインターネット」』を発表しました。これは、企業連携による「共同物流」の実現をテーマにしており、AI時代のダイナミックプライシングの可能性についても掘り下げています。このホワイトペーパーは、2025年12月1日に発行されたもので、共同物流がもたらすビジネス効果や、日本におけるフィジカルインターネットの進展状況も含まれています。
企業との連携の重要性
シグマクシスは、企業間での物流業務やシステムの共同化など、さまざまなコンサルティングサービスを展開しています。本サミットが成功することで、物流変革の促進が期待され、企業を超えた連携によって「Beautiful Logistics」を目指す新たなムーブメントが生まれることでしょう。
このサミットへの参加は業界関係者にとって貴重な機会であり、物流業界の今後を見据える上で注目すべきイベントとなります。