デコボコベース株式会社と株式会社D&Iが手を組み、障害福祉事業における運営効率化と支援の質向上を目指す新たな提携を発表しました。この提携は、障害者(児)の経済的自立を支援するソーシャルフランチャイズを通じて、全国385の事業所で実施され、2026年1月現在の情報に基づいています。
提携の背景
障害福祉の分野では、日々の支援記録や実績管理、請求業務などの煩雑な業務が増加しています。この業務負担が支援者のリソースを圧迫し、本来向き合うべき利用者支援に十分な時間を確保できないという課題が、さまざまな事業所で確認されています。そのため、効率的な運営が求められるようになり、支援業務により多くの時間を確保することが重要なテーマとなっています。
デコボコシステムの概要
デコボコシステムは、デコボコベース自身が運営するディーキャリア(就労移行支援)をはじめとして、全国の事業所での実績に基づき改良された運営管理システムです。このシステムは、日常の支援管理から請求業務までを統合しており、事業所運営に必要な一連の業務を専門的に管理することが可能となります。これにより、支援員が利用者に多くの時間を割ける環境の構築を助けます。
エンカクの特徴
一方、D&Iが提供する「エンカク」は、在宅型の障害者雇用支援サービスとして200社以上、700名以上の導入実績を持ち、企業現場での利用が広がっています。「エンカククラウドソーシャル」では、実際の職場環境に近い形で在宅訓練を受けることができ、利用者の業務状況を把握しやすくなっています。これは特に、在宅での支援を必要とする利用者が増加している中で、事業所が抱える「状況把握の困難」や「管理負担の増大」といった問題を解決する助けになるとされています。
提携によるシナジー効果
この提携によって実現されるのは、運営管理においてデコボコシステムが効率をもたらし、同時にエンカクが在宅利用者の管理を楽にするという二本柱のサポート体制です。このように、日々の運営業務に追われていた事業所は、利用者一人ひとりと真剣に向き合う時間を確保することが可能になります。また、テレワークという働き方は、環境の変化による働きづらさを抱える方々や、求人が少ない地方に住む方々にとっても、大きな利点を提供します。
未来への展望
これから両社は、しっかりとした運営管理を実現する「デコボコシステム」と、在宅利用者を助ける「エンカク」の強みを最大限に活用しながら、障害福祉事業の運営がより効率的になること、さらに支援の質が向上することに寄与していく考えです。特に、運営に関連する各種業務負担を軽減し、事業所が利用者支援に最大限集中できる環境作りを目指しています。この取り組みを通じて、障害者が自分らしく活動できるインクルーシブな社会の実現を目指しているとのことです。
コメント紹介
デコボコベースの松井代表は、「凸凹が活きる社会を作る。」というビジョンに向けて本提携に期待を寄せています。障害のある方が働けない現状を打開するため、支援現場の強化が急務だと語ります。D&Iの小林代表もまた、自社の意義を再確認し、地域にも就労の選択肢を広げるための社会づくりに取り組むとしています。
本提携によって、個々の障害者の潜在能力を最大限に引き出すサポート体制が整い、「誰もが挑戦できる社会」が構築される日も近いかもしれません。