抗体薬物複合体に関する最新書籍が発刊
株式会社シーエムシー出版より、最新の書籍『抗体薬物複合体(ADC)の設計・合成と最新動向』が2024年10月4日に発売されることが発表されました。この書籍は、抗体薬物複合体に関する基本的なメカニズム、臨床応用、そして各企業の取り組みなどを詳しく解説した内容になっています。
抗体薬物複合体(ADC)とは
抗体薬物複合体(ADC)は、がん細胞を狙い撃ちして攻撃するために設計された新しいタイプの抗がん剤です。この治療法は、がん細胞に対して直接作用し、正常細胞にはできる限り影響を与えないよう配慮されています。この特性が、患者の生活の質(QOL)の向上に寄与することが期待されており、がん治療の分野でますます注目を集めています。
書籍の内容
本書では、ADCに関する最新の研究成果や臨床応用の現状、未来の展望について、国内外の多くの専門家から寄稿を受けています。内容は以下のように構成されています:
1.
抗体・薬物複合体の基礎:ADCの基本概念を理解するための入門的な章。
2.
ADCの設計と合成:新しい抗体医薬品の開発過程や、分離分析技術について詳述。
3.
標的選定の戦略と抗体作製:どのようにして好きながん細胞を狙える抗体を開発するかに焦点を当てる。
4.
ADCの革新的治療法への応用:具体的な応用例や、治療への展開について。
5.
品質・安全性確保の課題:製造および評価における品質管理や安全性試験。
6.
臨床:具体的な治療に向けた研究内容。
7.
業界の動向と展望:市場での最新トレンドや今後の開発の見通し。
著者について
本書は、眞鍋史乃氏(星薬科大学・東北大学)を中心に、さまざまな分野の専門家によって監修されています。その他にも、がん治療に関する研究や専門家が多数参加し、それぞれの知見を持ち寄っています。
購入情報
この書籍は、実際に購入する際はシーエムシー出版のECサイトや全国の書店で手に入れることができます。定価は税込70,400円とされており、研究者や医療従事者をはじめ、がん治療の最前線に興味を持つすべての方にとって有益な情報源となるでしょう。
最新のがん治療法としてのADCに関する包括的な情報が詰まったこの書籍は、将来的ながん治療の発展に寄与する一冊となることが期待されます。ぜひ手に取って、現代の医学の革新を感じてみてください。