ロボットが心を理解
2017-12-12 11:01:02

ロボットが心を理解する未来が到来!富士通の新技術とは

ロボット技術が人と心を通わせる時代へ



急速に進化する技術の中で、ロボットが人間の心を理解し、寄り添う未来が現実のものとなりつつあります。富士通が提供する「ロボットAIプラットフォーム」は、コミュニケーションロボットをはじめとするさまざまなデバイスと連携し、人と自然な対話を実現することを目指しています。

このプラットフォームには、独自の人工知能を用いた自然対話技術、表情認識技術、音声感情分析技術、さらには個人を認識する技術が組み込まれています。これにより、ユーザーの感情をリアルタイムで読み取り、状況に応じた柔軟な対応が可能になります。

ユニロボットとの連携


さらに、本プラットフォームはユニロボット株式会社のクラウド環境とも接続が可能で、そこで提供されるサービスロボット「unibo」の管理や制御も行うことができます。ユニロボット株式会社は、東京都渋谷区に本社を構え、その技術を駆使して人とロボットの絆を強化するためのサービスを展開しています。

音声感情解析技術「Empath」


音声感情解析には、「Empath」を開発したEmpath Inc.が提供する技術が利用されています。この技術は、音声の物理的な特徴を解析し、そのデータをもとにユーザーの気分の状態を可視化することを可能にします。数万人に及ぶ音声データベースをもとに、喜怒哀楽などの様々な感情をリアルタイムで判定することができます。

この技術は、奈良先端科学技術大学院大学との共同研究を経て、さまざまな分野での利用が進んでいます。例えば、株式会社NTTドコモの被災地支援事業でも導入されており、またアラブ首長国連邦の内務省に正式に採用されるなど、海外でも注目されています。さらに、開発者向けに提供されているWeb Empath APIは、現在40か国以上で利用されています。

メンタルヘルスやマーケティングへの応用


Empath Inc.の技術は、メンタルヘルス対策やマーケティング分野でも活用されており、震災後の仙台市の仮設住宅でのプロジェクトでも利用されました。このプロジェクトでは、居住者の気分状態を把握することで、スタッフのストレス対処や離職率の低減に寄与しました。

このように、富士通のロボットAIプラットフォームおよびEmpathの音声解析技術は、私たちの生活に革命をもたらす可能性を秘めています。今後、これらの技術が進化することで、ロボットがより一層心を理解し、人々の生活を豊かにする時代が来ることでしょう。

まとめ


富士通のロボットAIプラットフォームとEmpathの音声感情解析技術は、まさに未来のコミュニケーションの形を示しています。人とロボットのより深い関係構築を目指し、これからどのような技術進化が待ち受けているのか、注目していきたいところです。

会社情報

会社名
株式会社Poetics
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-16-3メイゾン原宿502号室
電話番号
03-6450-5518

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