地域の新たな挑戦
2025-12-25 11:47:06

持続可能な地域コミュニティ形成へ向けた新しい挑戦

持続可能な地域コミュニティ形成に向けた取り組み



東京都墨田区にて、東急不動産株式会社と国立大学法人千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート、リノベる株式会社の共同研究が始まりました。このプロジェクトは、地域交流の拠点を作り出すことを目的としており、食育や植物育成を通じて住民同士のつながりを深めることを目指しています。

共同研究の目的と背景

近年、墨田区では核家族や共働き世帯の増加に伴い、地域のつながりが希薄になりつつあります。この問題を解決するため、「食」と「植」を通じて地域住民が結びつく場を提供することが重要だと考えられています。

この共同研究では、築30年の賃貸レジデンスをリノベーションし、共用部を地域交流の場として再生します。具体的には、千葉大学のデザインした「街中植物工場」を設け、レタスやハーブの水耕栽培を行います。その結果、入居者や地域住民は植物の成長を楽しみながら交流し、孤食や孤立の防止にもつなげることができます。

「街中植物工場」とは?

「街中植物工場」は、千葉大学の学生が設計に関わり、地域の住民がレタスやハーブの栽培を体験できる場所です。そこでの活動は、毎週行われるワークショップや、6週に1度の収穫イベント「レタス会」での試食を通じて、入居者同士や地域住民との交流を促進します。実際、収穫したレタスをその場で食べる体験まで用意することで、より密なコミュニケーションが図れるのです。

共同研究の進め方

このプロジェクトでは、毎月地域ボランティアによる「こども食堂」が開催され、子どもたちが安心して食事を楽しむことができます。特に、外国籍やひとり親の家庭にも配慮した仕組みづくりを進めており、地域の多世代交流を深めることを目指しています。

さらに、専有部は子育て世帯が快適に過ごせる設計となっており、広々とした玄関土間や遊び場兼休憩スペースが備わっています。SDGsに配慮したアップサイクル建材も使用されており、地元住民が身近に持続可能性を感じられるようになっています。

将来の展望

本共同研究のスケジュールとして、2025年には竣工・引渡しを予定し、同年11月には「レタス会」や「こども食堂」のプレオープンが行われます。さらに、2026年からはこども食堂が本格スタートし、地域住民との継続的な交流の場となることが期待されています。

共同研究を通じて「暮らしの隣に、縁の庭」を実現し、地域全体が協力して持続可能なコミュニティの形成を進めていく予定です。これにより、墨田区は地域住民が安心して暮らせる環境を作り出し、新たなスタンダードを設定することを目指します。


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会社情報

会社名
リノベる株式会社
住所
東京都港区南青山5丁目4‐35たつむら青山ビル
電話番号
03-5766-2590

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