限定発売のブレンデッドモルト「INAZUMA」
2024年10月1日、長浜浪漫ビール株式会社が運営する長濱蒸溜所から、北欧のハイコースト蒸溜所とのコラボレーションによる新しいウイスキー、「INAZUMA(イナズマ) シナジーブレンド」が発売されます。このウイスキーは、世界的に注目されている新進気鋭の蒸留所とのモルト原酒交換によって生まれた限定商品です。
「INAZUMA」の名は、滋賀県の「滋」から由来しており、そのラベルには琵琶湖の美しい自然と共に、スウェーデンの国鳥であるクロウタドリや琵琶湖の水鳥コハクチョウが描かれています。特にラベルの中央部には、琵琶湖を覗くことでハイコースト蒸溜所の外観が見える仕掛けになっています。これは、両蒸溜所の地域的なつながりを象徴するものとして設計されています。
ハイコースト蒸溜所の魅力
ハイコースト蒸溜所はスウェーデンのストックホルムから北へ500キロの地点に位置し、世界遺産ハイコーストの美しい自然の中にあります。冷涼な気候と豊富な水源が、この蒸溜所独自の風味を生み出す大きな要因となっています。ここでは、長濱蒸溜所のブレンダーチームとの共同作業で、バーボン樽原酒とシェリークォーター樽原酒を使用して、深みのあるウイスキーのレシピを創り上げています。
ユニークな味わい
新商品「INAZUMA」は、500mlのボトルで、アルコール度数は50%となっており、ボトリング本数は700本のみという非常に希少なウイスキーです。価格は10,000円(税抜)となる見込みです。
このウイスキーは、煌びやかな琥珀色を持ち、飲んだ瞬間に広がるアロマは、焼き立てのクッキーやバニラの甘さ、オレンジのフレッシュさが調和しています。スモーキーさが感じられる口当たりから、果実の香りが広がるテイストで、モルティーな余韻も長く感じられる仕上がりになっています。
長濱蒸溜所の情熱
長濱蒸溜所は、1996年に設立されて以来、日本のウイスキー文化の新しい風を吹き込んできました。2016年に稼働したこの蒸溜所は、スコットランドのクラフト蒸溜所からインスパイアを受けたアランビック型のポットスチルを使用し、リッチでフルーティなモルトを生み出しています。
「一醸一樽」というコンセプトのもと、毎回の蒸溜で約200Lの原酒を生成し、一樽ごとに情熱を注いでウイスキー造りを行っています。これらの努力が実を結び、太古の稲の神秘、「INAZUMA」として登場することでしょう。
まとめ
限定発売の「INAZUMA(イナズマ) シナジーブレンド」は、北欧の蒸溜所と日本の蒸溜所との素晴らしいコラボレーションによって誕生しました。多様な背景を持つモルトたちが融合することで生まれた、深い味わいと特別な体験を提供しています。この貴重なウイスキーをお楽しみに。