LivMapが三井住友海上賞を受賞
2025年2月5日に開催されたスタートアップ向けピッチイベント「未来X(mirai cross)DEMO DAY 2025」において、株式会社はんぽさきの開発した共有地図アプリ「LivMap」が三井住友海上賞を受賞しました。本イベントは、成長が期待されるスタートアップの支援を目的に、SMBCグループとみらいワークスが主催しています。
LivMapの概要と意義
LivMapは、フィールド業務の効率化を目指すチーム向けの共有地図アプリです。ユーザーは必要な地図を現場に持ち出し、リアルタイムで状況を把握・共有することができます。このアプリは、道路管理や災害対応など多岐にわたる業務に活用され、実際の導入事例も増加中です。その実用性と多様な用途が評価され、今回の受賞に繋がりました。
LivMapの具体的な活用例
実際の導入事例として、自治体による道路の巡視点検業務が挙げられます。例えば、滝川市や倶知安町、五戸町、香美市では、LivMapを利用することで道路の損傷状況が迅速に把握でき、事故の未然防止に寄与しています。また、知床観光船協議会では、知床遊覧船沈没事故を受けてLivMapを導入し、安全性の向上に寄与しています。
災害時においても、LivMapは迅速な情報共有を可能にします。実際に、能登半島地震や台風10号の際には、このアプリを介して被災地の状況がリアルタイムで共有され、円滑な情報連携が実現しました。
LivMapの機能と今後の展望
LivMapの主な機能は、まず必要な地図を持ち出すことができ、現場の状況をリアルタイムで把握・蓄積することができる点です。この特性により、災害対応や設備管理、農林水産業など多様な分野での利用が進んでいます。
2024年6月25日には正式版サービスが開始する予定で、ユーザーは月額680円から活用することができます。現在、LivMapの導入を進める事業者は増えており、今後もさらなる機能追加やサービス向上が期待されます。
会社情報
株式会社はんぽさきは、地理情報の管理と共有にかかわる社会課題を解決する企業です。東京都港区に拠点を置き、小林俊仁が代表を務めています。2020年に設立されたこの企業は、技術革新を通じて、地域社会の発展にも寄与していく姿勢を打ち出しています。
私たちは、LivMapのさらなる進化と実用ケースの拡大に期待を寄せています。