産業保健スタッフのためのオンラインコミュニティ「さんぽLAB」
2022年5月にスタートしたオンラインコミュニティ「さんぽLAB」は、産業保健スタッフを対象にしたプラットフォームです。この度、登録者数が5,000名を突破し、現在は5,300名を超える利用者が参加していることが発表されました。このコミュニティの誕生は、コロナ禍でのオンライン化が進む中、業界内での情報交換が難しくなった現実から生まれました。
「さんぽLAB」の目的と特徴
「さんぽLAB」は、産業医や看護職、心理職など、産業保健に携わる有資格者を対象としています。コミュニティ内では、メンバー同士が気軽に情報交換やディスカッションを行える環境を整え、知識の共有と学びの場を提供しています。特に、本プラットフォームは、コロナ禍における学会や勉強会のオンライン化で、リアルな交流が限られる中での新たな解決策として注目を集めています。
驚異的な登録者数の増加
「さんぽLAB」の成長要因として挙げられるのは、600本を超える学習コンテンツの充実や、月に1回以上のセミナー開催です。また、衛生委員会向けの講話資料や保健指導用のリーフレットといった、無料ダウンロードできる有用な資料が150種類以上用意されている点も魅力的です。
さらに、匿名で相談できるお悩み掲示板や気軽にチャットで交流できるルームも新たに追加され、参加者同士のつながりが深まっています。このように、頻繁に行われるコンテンツの更新が功を奏し、月間アクティブユーザー率は39.7%を達成しています。
ユーザーからは「質問すれば多くの人が答えてくれる」といった報告があり、実際に多くの参加者がプラットフォームを通じてスキル向上やネットワーク構築に役立てているようです。
コミュニティの具体的な機能
「さんぽLAB」では、さまざまなコンテンツが展開されています。以下はその主な内容です:
- - コミュニティ:質疑応答や悩みをテーマにスレッドを立ててディスカッションが可能です。
- - 法令情報・資料:衛生講話や現場で役立つ各種データへのアクセスを提供します。
- - 動画コンテンツ:質問に対する解説動画やセミナーの録画など、多様な形で情報を得られます。
- - セミナー:毎月、産業保健の専門家を招いて意見交換を行うセミナーが開催されています。
- - 非公開求人案内:産業保健に特化した求人を紹介する「さんぽJOB」の情報も得られます。
今後の展望
株式会社アドバンテッジリスクマネジメントは、今後も「ウェルビーイング」に焦点を当てた事業展開を目指し、福利厚生のアウトソーシングや労務管理支援など、さらなるサービスの拡充を計画しています。また、オンラインコミュニティにおいても、より多くの有資格者を受け入れ、情報共有の場をさらに広げていく意向です。
「さんぽLAB」は、産業保健の現場で働く方々にとって、非常に貴重な資源であり、支援を必要とする多くの人々のための新たな拠点となることでしょう。