murak抗体の実用化
2022-03-25 10:00:15

新型コロナウイルス感染防止の新技術「murak抗体」の効果と実用化へ向けた進展

新型コロナウイルス防止への期待



新型コロナウイルス(COVID-19)は世界的な脅威となり、多くの研究機関や企業がその防止策を模索しています。その中でも注目を浴びているのが「murak抗体」です。これは、DDサプライ株式会社(東京都千代田区)と株式会社オーダーメードメディカルリサーチ(OMR)によって開発されました。2021年9月に、村上康文博士が開発した抗体の一種が発表され、以来、ウイルスの感染を阻害する効果を持つことが確認されています。

開発の経緯と成功した試験



DDサプライは、韓国のソウル大学システム免疫医学研究所と協力し、murak抗体の開発を進めてきました。最近の研究では、IgY抗体が新型コロナウイルスの変異株に対しても効果を示すことが、第三者機関による試験で確認されました。このIgY抗体は、ニワトリの卵黄に由来するもので、特にウイルス中和試験において、いくつかの変異株に対する感染阻害効果が示されたのです。

IgY抗体の特徴



IgY抗体は、自然由来成分であり、ニワトリに新型コロナウイルスの抗原を投与することで生成されます。この抗体は卵にも含まれており、産卵された卵から精製することが可能です。特に注目すべきは、ポリクローナル抗体であるため、ウイルスの変異に強いという点です。過去の主要な変異株(デルタ株、オミクロン株など)に対する感染阻害が確認されており、今後の実用化に期待が寄せられています。

実用化に向けた取り組み



DDサプライ株式会社は、抗体の量産化に成功し、原料供給を開始しました。これに伴い、マウス用ケアスプレーがODN global株式会社から発売予定です。感染予防の観点からも、この製品の開発は重要なステップとなるでしょう。このように、研究の成果が商業化へとつながることは、今後のコロナ対策に大いに寄与すると考えられます。

村上康文博士の経歴



murak抗体の開発に尽力している村上康文博士は、東京理科大学名誉教授であり、薬学博士の資格を有しています。博士は、抗体医薬の研究に20年以上にわたり従事し、特にウイルス研究においては多くの業績を残しています。アメリカでの研究経験を生かし、帰国後は日本国内での研究開発に貢献しています。博士の知見と技術が、今後の医療にも新たな可能性をもたらすことが期待されています。

会社概要


DDサプライ株式会社は2009年に設立され、東京都千代田区を拠点としています。研究用試薬や医療機器の開発、販売を行い、新たな治療法の提供を目指しています。

今後も、murak抗体が新型コロナウイルス対策としての役割を果たすことが期待されます。科学技術の進展により、私たちの生活が少しでも安全で健康的になることを願っています。

会社情報

会社名
DDサプライ株式会社
住所
東京都千代田区神田猿楽町2-8-11VORT水道橋Ⅲ2階
電話番号
03-5217-6711

トピックス(科学)

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