伊藤忠プラスチックスが契約書管理を効率化するAIサービス導入

Hubble miniの導入で進化する契約書管理

伊藤忠プラスチックス株式会社が、契約書管理クラウドサービス「Hubble mini」を正式に導入しました。このサービスは、契約書をアップロードするだけでAIがその内容を解析し、契約データベースを自動構築するという画期的な機能を持っています。東京の千代田区に本社を構える同社は、業務の効率化を目指し、この最新の技術を取り入れることにしました。

背景と必要性

商社としてのトレードビジネスでは、仕入れ先と販売先との間での契約条件の整合性が重視されます。これまで新たな取引契約の際に社員が既存契約を確認する必要がありましたが、そのプロセスは煩雑で時間がかかるものでした。新商材の取り扱いを始める場面でも、リスクを把握するための体制が求められていました。これに加え、契約期限の自動管理や台帳の自動作成といった機能も求められ、業務の効率化が重要な課題となっていました。

導入の決め手

伊藤忠プラスチックスでは今まで、取引基本契約書や株式譲渡契約書の管理を審査法務部と営業部が分担して行っていました。しかし、この分担体制によって迅速な契約書確認が難しく、社員が必要な情報にすぐにアクセスすることができませんでした。また、契約書管理台帳の作成も手作業で行っていたため、工数がかかる問題もありました。

そこで、「Hubble mini」を導入することで、審査法務部が全ての契約書を一元管理し、各従業員が必要な契約書を適切なタイミングで確認できる環境を整えました。契約書をHubble miniにアップロードすることで、自動的に管理台帳が作成され、業務の効率化にもつながることが期待されています。さらに、AIによる自動抽出機能を活用し、自社独自のリスクチェック項目をもとに情報を把握できる点も導入の大きな魅力です。

実際の使用感

トライアル期間を経て、Hubble miniの使いやすさを実感した伊藤忠プラスチックスは、全社レベルでの導入に踏み切りました。今後は全社のリーガルリスクを把握し、契約に関するリテラシーを向上させることを目指します。審査法務部の古田智也氏は、AI技術の導入によって業務の効率化が進むことを期待しています。

Hubble miniの進化した機能

Hubble miniは単なる契約書管理ツールではありません。業界初の「カスタム項目AI自動入力」機能を搭載しており、企業のニーズに合わせて契約書の管理方法を柔軟に設定できます。また、契約書の更新期限についても自動通知機能があり、手間をかけずに管理できます。改正電子帳簿保存法にも対応しており、企業規模や業種を問わず利用できる点が魅力です。

株式会社Hubbleの紹介

株式会社Hubbleは、テクノロジーで労働環境を革新し、働く人々の創造力を引き出すことを目的とした企業です。「Hubble mini」だけでなく、契約業務や管理クラウドサービスを提供しています。全国で500社以上の導入実績があり、今後の成長も期待されています。企業情報やサービスについては公式ウェブサイトをご覧ください。