東北大学とSWCCが共創
2024-02-05 11:34:44
東北大学とSWCCが新たに高機能金属共創研究所を設立
東北大学とSWCC、革新的な材料研究のための共創研究所を設立
2024年2月1日、宮城県仙台市の東北大学片平キャンパスにて、「SWCC×東北大学 高機能金属共創研究所」が設立されました。これは、国立大学法人東北大学とSWCC株式会社が共同で行うもので、両者はそれぞれの強みを活かし、持続可能な社会の実現に向けた研究開発に取り組みます。
共同研究所設立の背景
SWCC株式会社は、モビリティ分野での銅合金製品の開発を行っており、東北大学は最先端材料の研究を行っています。この両者が協力することにより、新しい材料と加工技術の革新を目指します。仙台地域は、材料研究の重要拠点としての役割を果たしており、研究所の設立によって、新製品の開発と社会実装が加速されることが期待されています。
研究所の主な目的と活動内容
共創研究所では、以下の活動を行います:
1. 革新的な材料の開発: 特に銅合金を中心とした新規材料や加工技術の探索。
2. 人材育成: 将来の課題を見据えたコア研究人材の育成を実施。
3. 持続可能な社会の実現: “いま、あたらしいことを。いつか、あたりまえになることへ。”をコンセプトに研究開発テーマの推進を行います。
研究体制には、運営総括責任者として東北大学金属材料研究所の森下裕一特任教授が、運営支援責任者として同大学の淡路智教授が名を連ね、両校から多数の研究者が参加します。
将来へのビジョン
共同研究所では、金属材料の合金設計や加工技術の強化を目指すとともに、様々なソリューションの提供も視野に入れています。また、研究活動に加え、共創活動を通じて高度な材料科学研究者の育成を図り、次世代の研究者たちが活躍できる基盤を築くことを目指しています。これにより、産業界や学術界における技術革新が進むことが期待されます。
研究期間と設置場所
「SWCC×東北大学 高機能金属共創研究所」は、2024年2月1日から2027年3月31日までの3年間にわたり活動し、東北大学の金属材料研究所内に設置されます。この期間中に、様々な研究成果や実験結果が地域産業に還元され、持続可能な社会の実現への貢献が期待されます。
おわりに
この共同の取り組みは、地域の未来を切り開く技術革新の基盤となるでしょう。今後の研究成果に注目が集まります。共同研究所は、山積する課題に対して新たなアプローチを提供し、持続可能な社会へとつながる道筋を描く手助けをします。
会社情報
- 会社名
-
SWCC株式会社
- 住所
- 神奈川県川崎市川崎区日進町1-14JMFビル川崎01
- 電話番号
-
044-223-0530