AIカメラで無人運営を実現する女性専用ジム「Betore」の新モデル

東武スポーツが推進する無人運営の女・専用ジム「Betore〜美トレ〜」

株式会社Opt Fitが開発したフィットネスジム専用AI監視カメラソリューション「GYM DX」が、東京墨田区の株式会社東武スポーツによって運営される「東武スポーツクラブプレオン北越谷」で導入されました。この取り組みの一環として、女性専用の無人運営ジム「Betore〜美トレ〜」が誕生した背景やその運営モデルについてご紹介します。

GYM DX導入の背景

プレオン北越谷はトレーニングからリラクゼーションまで、さまざまな施設を備えた総合型スポーツクラブです。しかし、新型コロナウイルスの影響で、特に人気のあったホットヨガクラスが中止され、スタジオの利用率が低下しました。この状況を打破するため、スペースを有効に活用する新しい方法として、女性専用のジムを無人運営することが決定されました。これにより、運営コストを削減し、より多くの女性たちに気軽にトレーニングしてもらえる体制を整えることが目的となりました。

ジムの運営にあたり、「Betore〜美トレ〜」は他の通常運営のジムとは異なる特性を持つため、具体的にはAIカメラの導入を検討していました。技術に関する情報を得るための展示会でOpt Fitを知り、GYM DXを導入することになったのです。

GYM DXの利点

GYM DXを活用することで、ジム内の利用状況をリアルタイムでデータ化し、把握できるようになりました。以前は利用状況を手作業で確認していたのが、現在ではコンピュータが自動で行ってくれます。これにより、どのマシンがあまり使用されていないかを特定することに成功し、今後の改善や新たな課題の発見に役立てることが可能となりました。

また、無人運営に関してもGYM DXの監視カメラによって、利用者は安心してトレーニングを行える環境が整っています。アラート機能はスタッフの意識向上にも寄与し、安全管理の向上に貢献しています。これが「Betore〜美トレ〜」の最大のポイントの一つです。

人件費削減の実現

無人運営によって、従来発生していた人件費をゼロに抑えました。ホットヨガスタジオを改装したことで、以前は必要だったスタッフが不要となり、会員数の増加に伴って売上も向上するスキームが成立しています。無人運営によるコスト削減が利益を生む構造に変わってきているのです。

まとめ

株式会社Opt Fitの「GYM DX」は、フィットネスジムの新たな運営モデルを実現し、無人ジムとしての可能性を広げるものです。2024年7月現在、大手フィットネス企業を含む1,500以上の施設に導入されており、その効果を全国に発信しています。

今後もこのようなAI技術の導入が進むことで、フィットネス業界における新たな動きが見られるでしょう。女性専用ジム「Betore〜美トレ〜」がどのように成長していくのか、今後の展開に期待が高まります。