大阪市立総合医療センターに初のホスピタル・ファシリティドッグ導入へ
小児がんや重い病気に立ち向かう子どもたちを支援するため、認定NPO法人シャイン・オン・キッズと大阪市立総合医療センターが協力して「ホスピタル・ファシリティドッグ®」を導入することが決まりました。この取り組みは、全国の総合病院としては初めての試みとなります。
2024年5月に行われる導入ワーキンググループの訪問では、候補犬トミーとミコが入院患者と触れ合う予定です。このプロジェクトは、日本におけるファシリティドッグプログラムの先駆けとして、15年以上の実績を持つシャイン・オン・キッズが培ったノウハウを基にしています。これにより、さらなる支援が可能になることが期待されています。
ファシリティドッグは、患者との触れ合いや病院内での活動を通じて、子どもたちの心理的なサポートを行います。この病院に導入されることで、全国の15ヵ所の小児がん拠点病院のうち6ヵ所で活動する予定です。特に、シャイン・オン・キッズは患者のニーズに合わせた活動を大切にしており、一つの場所で長期間にわたってサポートを提供することの重要性を強調しています。
プロジェクトの計画
このプロジェクトの持続可能性を確保するため、運用資金として6200万円の調達が求められています。大口寄付をしていただける法人や個人を募集中です。2025年9月9日より、積極的な支援を呼びかけ、寄付者へのお礼として様々なサポート表示を提供する予定です。
支援メニューの一例
- - 感謝状贈呈式:感謝状の贈呈を行い、病院代表者やファシリティドッグと共に広報用の写真を撮影します。
- - 企業訪問:企業のCSR活動に則した企画として、企業訪問を実施します。
- - ロゴ掲載:ファシリティドッグの活動時に着用するベストや、ハンドラーのポロシャツに企業ロゴを掲載することができます。
- - 病院内の寄付者名掲示:病院の各所に寄付者名を掲示し、長期間にわたってその貢献を記録します。
ファシリティドッグの役割
ホスピタル・ファシリティドッグは、医療チームの一員として活動するために特別に訓練された犬です。これらの犬は、病院内で常に同じ病室にいることで、子どもたちに安心感を提供します。日々の治療や検査に付き添い、子どもたちの心に寄り添います。また、シャイン・オン・キッズはより多くのファシリティドッグを活用することで、心の支えとなる取り組みを広めていきます。
今後の展望
2025年からはハンドラーの募集も予定されています。講習や面接を経て、ファシリティドッグと共に働くスタッフが選定されます。現地での直接的な支援だけでなく、オンラインでの情報提供も行われる予定です。
大阪市立総合医療センターは、大阪市の中心的な医療施設として多様な医療サービスを提供しており、小児医療やがん診療に力を入れています。この新たな犬の導入を通じて、さらに多くの子どもたちに安心して治療を受けてもらえるよう、サポートが進んでいくことが期待されます。
このプロジェクトに関心をお持ちの方は、ぜひ支援を検討してみてください。支援に関する詳細は大阪市立総合医療センターにお問い合わせください。