三井物産インシュアランス、三原市にて組織変革プログラムの実証実験を開始

三井物産インシュアランスが進める実証実験

三井物産インシュアランス・ホールディングス株式会社（以下、当社）は、新たな組織変革プログラム「ODDO」を活用し、広島県三原市と共同で自治体職員を対象とした実証実験を2025年6月から開始します。

ODDOの概要

ODDO（Organization Development＆Doの略）とは、当社が独自に開発した組織変革のためのプログラムです。このプログラムは、組織の現状を可視化する診断ロジックを用い、分析結果を基に職員同士の対話を促進し、自律的な組織の進化を支援します。これまでには民間企業での導入が多かったODDOですが、自治体との連携での活用は初めての試みです。

実証実験の背景と必要性

少子高齢化や地域課題の複雑化が進む中、自治体組織には柔軟さと創造性を求められています。このような状況を受けて、組織内部の風土や価値観を見える化し、部門を超えた協力関係を育むことが必要とされています。そこで、ODDOを通じて職員の主体性を引き出し、組織としてのあり方を再構築することが目指されています。

実証実験の概要

以下の通り、実証実験が進められます：

- 実施期間：2025年6月〜12月（予定）
- 対象部署：三原市役所の経済部および総務部
- 実施内容：

- ODDOによるオンラインアンケート実施
- 診断結果に基づく分析レポートの提供
- 対話型ワークの実施とアクションによる組織変化の検証

この実証実験を通じて、優先すべき組織課題が明らかになり、職員間での認識共有を促進し、組織全体の団結感が醸成されることが期待されています。

三原市役所の期待

三原市役所は、このプログラムを通じて職員のエンゲージメントを測定し、組織が直面する課題を可視化して、データに基づく行動を促進することで、組織の風土を向上させることを目指しています。職員が主体的に変革に参加することが、より円滑な業務運営につながると考えられています。

今後の展望

この実証実験を経て、ODDOの自治体への適用可能性が検討され、全国的な展開を進める予定です。また、地域の課題解決に寄与できる新たな支援モデルとして、地元企業への展開も視野に入れています。この取り組みを通じて、持続可能な組織づくりを支援し、地域経済の活性化にさらに寄与していく方針です。

ODDOの詳細

ODDOでは、組織のエンゲージメントや大小の課題を分析するために7つの重要な要素が設問形式で整理されています。これにより、組織が抱える価値観の重要度と実際の評価とのギャップを明らかにし、改良すべきポイントを特定します。独自の診断アルゴリズムを駆使して、数値的な可視化にとどまらず、組織行動の好転を促進します。

詳しい情報は、ODDO公式サイトをご覧ください。