万博で楽しむ和傘
2025-04-28 12:36:45

京都の伝統技術を感動体験!万博で注目のビニール和傘

伝統と現代の融合「ミャクミャクくんのビニール番傘」



2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、京都の伝統和傘屋、株式会社日吉屋が新たな製品を発表しました。それが「EXPO2025 Vinyl WAGASA ミャクミャク」です。この商品は、万博の公式ライセンスを受けたもので、美しいデザインと機能性を兼ね備えています。

「ミャクミャクくんのビニール番傘」は、和傘の特徴である竹骨の堅牢さを保持しながらも、水や汚れに強いビニール素材を使用した現代的な雨傘です。価格は115,500円(税込)となっており、高級品としての位置づけです。特徴は、竹の伝統技術を活かしながらも、カラフルで遊び心のあるキャラクターをデザインに取り込んでいる点です。

制作ストーリーと技術の結集



この和傘の制作は、竹の骨組みを手作業で組み立てるところからスタートします。約400年の歴史を持つ安土桃山時代から受け継がれてきた「下事(したご)」という手法で、熟練した職人の手によって丁寧に組み立てられます。さらに、色合いも工夫されており、内側の和紙は竹の色にマッチした繊細さがあります。

「ミャクミャク」のデザインは、和傘の美しさとポップカルチャーが調和した新たなアート形態とも言えます。このユニークな傘は、雨の日のお出かけが楽しみになるようなアイテムです。特に雨の音を楽しむための傘の存在は、特別なひとときとして心に残るでしょう。

体験プログラムも充実



日吉屋は万博開催に合わせて、観光ポータルサイト「Expo 2025 Official Experiential Travel Guides」において、京和傘の制作工程を学ぶための体験プログラムも提供しています。「ミニ和傘の制作体験」や「ミニ和傘のコラージュ体験」があり、これらのプログラムでは直接手を動かして和傘を作る楽しさを体験できます。

体験場所は、西陣と呼ばれる京都の歴史的文化エリアで、周囲の美しい街並みと共に楽しい時間を過ごすことができます。参加者は、和傘の美しさだけでなく、古都の情緒も感じることができるでしょう。

株式会社日吉屋の歩み



日吉屋は1590年代に創業し、160年以上にわたり京和傘を製作してきた伝統工房です。ただし、近年の和傘需要の激減により、経営危機を迎えた時期もありました。しかし、2004年に五代目となる西堀耕太郎氏が就任し、伝統技術の継承だけでなく、モダンなデザインの開発にも力を入れました。彼の企業理念「伝統は革新の連続」をもとに、日吉屋は伝統を現代に活かす取り組みを続けています。

今後も日吉屋は日本の伝統産業を支えるために、様々な事業に挑む姿勢を崩さず、全国の伝統工芸の発展に寄与していくでしょう。万博会場で「ミャクミャクくんのビニール番傘」を手にし、その背景にある文化や物語にも思いを馳せることができるのは、まさに素敵な体験です。


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会社情報

会社名
株式会社日吉屋
住所
京都府京都市上京区百々町546
電話番号

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