Pulse of Fintech
2024-08-07 16:09:38

KPMGが発表した「Pulse of Fintech2024年上半期」の主要ポイント

KPMGが二期にわたって発表した「Pulse of Fintech」



KPMGインターナショナルが半年ごとに行う世界情勢調査「Pulse of Fintech」が2024年上半期の結果を発表しました。この調査は、フィンテック業界の動向を把握するための重要な指標とされており、投資額の変化や今後のトレンドに関する情報を提供しています。

世界のフィンテック投資額に見られる減少トレンド



2024年上半期のフィンテック投資額は、2023年下半期の623億米ドルから519億米ドルに減少しました。この数字は、厳しい経済情勢や市場環境の影響を受けていることを示唆しています。投資家たちは、フィンテックの可能性に懐疑的になりつつあるのかもしれません。

今後の注目分野



しかし、調査によると、投資家の関心が今後向かう領域は明確に示されています。「AI」(人工知能)、「決済領域」、「RegTech」(規制技術)に対する関心が高まっているとされ、これらの分野においては今後の投資が期待されるとのことです。

特に、AI技術はフィンテック業界においても注目を集めており、データ分析や顧客サービスの向上に寄与する可能性があります。また、決済手段の多様化が進む中で、これに関連した新しいサービスや技術の開発も盛んに行われています。そして、規制が厳しい金融業界においては、RegTechが重要な役割を果たすことでしょう。

KPMGの役割と現状



KPMGは、監査・税務・アドバイザリーサービスを提供する国際的なプロフェッショナルファームとして、143ヶ国を超える地域でサービスを展開しています。同社は273,000人以上のスタッフを擁し、世界中のクライアントに対して独立した視点からのアドバイスを行っています。

特に、日本においては、有責任あずさ監査法人など多くのメンバーファームがあり、地域に根ざしたフィンテックの動向を把握するための情報提供も行っています。本調査の担当者である保木健次氏は、今後のフィンテック業界の発展に向けた意見を交えており、日本市場でもAIやRegTechなどの導入が進むことを期待しています。

まとめ



KPMGの調査結果は、フィンテック市場の変動に対する重要な指針を提供しています。全体としては投資額が減少していますが、特定の分野においては引き続き投資が進むという見通しです。今後のトレンドに注視しつつ、フィンテック界におけるイノベーションへの期待は高まります。

このような状況の中で、企業や投資家はどのようにして新しいビジネス機会を見出していくのか、注目されます。


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会社情報

会社名
KPMGジャパン
住所
東京都千代田区大手町1-9-7
電話番号

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