京都市立西京高等学校附属中学校が理経を訪問
2024年12月4日、株式会社理経(本社:東京都新宿区、日本のITソリューションベンダー)が京都市立西京高等学校附属中学校の生徒たちを受け入れ、災害対策に関する学びと体験の場を提供しました。この訪問は、未来社会での理想的な国家づくりを目指す生徒にとって貴重な機会となりました。
学生たちの訪問目的
西京高等学校附属中学校では、ディスカッション型のフィールドワークを通じて理想の未来を探求しています。特に、今回の班別研修では「災害から人々を助けられるような国家づくり」に焦点を当て、科学技術の視点から災害対策を深掘りすることを目的としました。生徒たちは最新の技術動向に触れ、より効果的な災害対策についての理解を深めることが期待されました。
災害時の通信技術について
訪問に際し、生徒たちが提出した仮説は「政治機能の分散による大規模災害への備え」です。生徒たちは「首都直下型地震が発生した場合、政治の機能が崩壊しないために重要な通信技術とは何か」といった質問を行いました。この質問に応じて、理経が開発した災害に強い長距離無線LANや防災情報システムに関する講義が行われました。実際に自治体で採用されている技術の紹介を通じて、生徒たちは理論を実践に結びつける機会を得ました。
減災に向けたVR体験
生徒たちには、VR技術を利用した災害訓練体験も提供されました。平成30年に発生した西日本豪雨をもとに作成された「土砂災害避難体験VR」の映像を通じて、状況をリアルに再現し、訓練を行いました。さらに、火災発生時の行動を学ぶ「火災避難体験VR」も体験。これを通じて、どう行動すべきかを実際に体感したことで、感覚的な学びを深めることができました。
生徒たちの感想
訪問後、多くの生徒が貴重な学びを得たと感想を述べました。「インターネットでは知ることができない技術に触れることができた。VR体験も楽しく、今後の研究に役立つ」との声が多く聞かれました。また、VR体験を通じて「未来の災害対策をより具体的にイメージできるようになった」と述べた生徒もいました。これらの体験を通じて生徒たちの思考は広がり、今後の社会での可能性を感じられたことでしょう。
京都市立西京高等学校附属中学校について
2004年に設立された西京高等学校附属中学校は、京都市初の公立中高一貫校として、グローバルなリーダーを育成することを教育理念に掲げています。キャリア教育を中心に、未来を生き抜く力を育んでいます。
株式会社理経について
株式会社理経は1957年の設立以来、ITおよびエレクトロニクス業界において多様なソリューションを提供しています。最新の技術を駆使して、お客様の業務改善を支援しており、特に防災や通信技術においてその実績が注目されています。社の使命を通じて、未来の社会を支える技術者を育成する取り組みにも力を入れています。