血液型と性格の研究
2021-03-24 13:20:01

血液型と性格の関係を60万人のデータで実証した研究成果

血液型と性格の関係を解明する最新研究



日本における血液型と性格の関連性を探究する研究は、1920年代に始まったと言われています。その先駆者、古川竹二教授が提唱した理論は、以降の多くの研究へとつながり、特に能見正比古氏が1971年に発表した「血液型でわかる相性」が大きな影響を及ぼしました。この研究により、血液型が性格や相性に与える影響についての関心が高まり、今日では多くの調査が行われています。

この記事では、最近発表された研究の成果について詳しく紹介します。この研究は、国際的に著名な学術誌「国際心理学と行動科学」誌に掲載されたもので、60万人以上のデータを集めています。この大規模な調査は、日本人における血液型の特性を理解するための重要なステップとなりました。

研究の背景と方法



本研究は、能見氏の理論を基に、日本の血液型と性格の研究をさらに進めるため、国内外から多様なメンバーが参加しています。調査には、過去の研究から得られたデータに加え、新たに4,000人を対象にした独自調査結果を用いて解析を行っています。

研究チームは、質問項目を設定し、被験者が自身の血液型に対してどれほど当てはまると感じるかを調査しました。結果として、自分の血液型の特性を支持する回答が、他の血液型に比べて有意に高いことが確認されました。この結果は、血液型と性格の関連性が統計的に有意であることを示しています。

研究の成果



調査の結果、自分の血液型に関連する特徴についての認知が他の血液型からの影響を受けずに独立していることが示されました。この調査には、「血液型が性格に影響しない」と考える人々からもデータを取得しており、彼らの回答でも類似の傾向が観察されました。

これは、血液型と性格に関する理解が従来の考えから進化していることを示唆しています。この大規模なデータにより、血液型と性格の関連性がさらに明確に実証されました。

さらなる研究への期待



この研究成果は、金澤氏が今秋に出版予定の『デジタル時代の血液型と性格』に収録される予定です。また、2019年に発表された『血液型と性格の新事実』では、先行研究と最新のAI技術を用いた性格分析についても紹介されています。金澤氏はAIを心理学に応用する研究を進めており、外国語での論文も発表する予定です。

今後の研究が、さらに多くの人々にとっての血液型への理解を深め、心理学や社会学の観点からの新しい知見をもたらすことが期待されています。

論文情報



論文タイトル: Relationship between ABO Blood Type and Personality in a Large-scale Survey in Japan
学術誌: International Journal of Psychology and Behavioral Sciences
発行日: 2021年3月15日
論文へのリンク

この新しい知見は、血液型との関連を重視する多くの人々、とりわけ自分自身や周囲の人々の性格を理解したいと考える人々にとって、重要な情報となるでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人 ヒューマンサイエンスABOセンター
住所
東京都中央区日本橋兜町17番2号兜町第6葉山ビル4階
電話番号

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