株式会社データリレーションマーケティングが金融サービス仲介業の登録を完了

データリレーションマーケティングが金融サービス仲介業の登録を完了

株式会社ダイレクトマーケティングミックス（以下、ダイレクトマーケティング）が傘下に持つ株式会社データリレーションマーケティング（DRM）が、2024年8月23日、金融サービス仲介業者としての登録を完了したことを発表しました。この新しい業態のスタートは、金融サービス業界における期待の高まりに応える重要なステップとなります。

新制度の背景

近年、金融サービス業界では顧客が自分に適した金融商品を簡単に選択できることが求められています。これに応じて、2021年11月に「金融サービス仲介業」という制度が新設されました。この制度により、銀行、証券、保険など多様な金融サービスをワンストップで仲介することが可能となります。DRMがこの仲介業者として登録されたことで、金融機関は業務の効率化を図れるようになります。

DRMの提供サービス

DRMの登録により、同社は金融機関の事務業務を幅広く受託できるようになります。以下は提供される具体的なサービスの例です。

預金等媒介業務

住宅ローンや預金口座の申し込みを受け付け、データ入力、書類の不備確認、さらには申込促進のためのアウトバウンドコールまでを一手に対応します。これにより、顧客は業務の手間を軽減でき、迅速にサービスを利用することが可能となります。

有価証券等仲介業務

マイナンバーのデータ入力や有価証券取引口座の開設手続きから、電話による契約の仲介、お問い合わせへの対応など、外務員ライセンスを必要とする業務もワンストップでサポートします。このように多岐にわたる業務を一括して提供することで、クライアントの負担を軽減し、効率的な業務運営を実現します。

今後の展望

DRMは、経験が豊富なアウトバウンドコールセンターの運営業務を通じて培った営業力やコミュニケーション能力を活かし、金融機関向けの様々な業務支援を行ってきました。金融サービス仲介業への登録は、この業務の幅をさらに広げ、クライアントの非コア業務を効率的に請負うことができるようになります。

この新制度によって、金融機関は人手不足の問題を解消し、社内リソースを最適化することが期待されます。今後もDRMは、金融業界の成長に寄与する多様なサービスを展開していく予定です。