日中医療フォーラム
2025-08-29 14:42:54

日中医療の新たな未来を拓くフォーラムが東京で開催

日中医療の絆を深める第一歩



2025年8月28日、東京都千代田区にある九段会館テラスにおいて、第1回日中医療協力フォーラムが盛大に開催されました。このフォーラムは、一般社団法人Medical Excellence JAPAN(以下、MEJ)が主催し、中国非公立医療機構協会(以下、CNMIA)および日本の医療機関や企業から約70団体が参加しました。両国の医療の未来を担う関係者が一堂に会することで、新たな国際医療協力の可能性を探る場となりました。

フォーラムでは、医療協力の推進、医療人材の交流、さらには医療機器や医薬品の市場展開といった幅広いテーマが議論されました。参加者は、医療分野における革新や共有資源の重要性について意見を交わすことで、具体的なアクションプランを策定する意義を確認しました。特に、国境を越えた医療サービスの需要が高まっている中で、各国の医療関係者が協力して質の高い医療提供を実現することが急務であることが強調されました。

高まる医療ニーズと国際化



近年、より高度な医療を求める患者が、自国の対応が難しい治療を受けるために国を越えて受診するケースが増加しています。特に先進国の富裕層や新興国の中間層の間で、旅行と合わせた健康診断など、国際医療が一般化してきているのです。このような流れを受け、日本では医療インバウンドを進めるための取り組みが進められています。MEJの理事長である渋谷健司は、「日中双方の医療関係者の間で協力への関心が高まっている」と述べ、医療の国際展開に向けた意欲を表明しました。

また、中国側のCNMIAの副会長である郝德明医師も、医療には国境がないとし、両国が協力して国際的な医療サービスの基盤を築くことの重要性を訴えました。国際的な視点に立った医療サービスの提供を推進するためには、人材育成や技術革新に力を入れていく必要があると強調しています。

医療協力を深化させるために



本フォーラムは、2025年4月18日に締結された「日中医療健康産業分野における医療事業協力に関する覚書」に基づき、今後の医療交流をより一層発展させるために開催されました。この場は、両国の医療機関や企業が直接的に意見を交わし、連携を深めるための重要なステップとなりました。山積する課題を解決し、医療技術の発展を促進するためには、政府機関や医療従事者、企業との密接な連携が不可欠です。

今後もMEJは、日本の医療の国際展開を推進する中核組織としての役割を果たしていくことでしょう。各国のベストプラクティスを共有しながら、医療分野に革命をもたらす未来を切り開く努力を続けていくことが求められています。国際医療協力の現場で実際に働く医療従事者たちの声を基に、具体的な施策を進めていくことが重要であり、両国が手を取り合って発展していく姿が期待されます。

このような取り組みを通じて、日中の医療業界は更なる発展を遂げることでしょう。フォーラムでの熱心な議論が、今後の医療サービスの充実に寄与することを願っています。


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