ミャンマー地震被災者支援活動の現状
2023年、ミャンマーで発生した地震は、国に大きな被害をもたらしました。壊滅的な状況の中、43000戸以上の住宅が損壊し、630万人以上の人々が支援を必要としています。
この地震に続き、モンスーンの早期到来と連日続く大雨は、仮設住居で生活する人々にとって深刻な問題を引き起こしています。特に、テントでの生活は過酷であり、清潔な飲み水や衛生的なトイレの不足が大きな健康リスクとなっています。これらの状況に対処するため、国連国際移住機関(IOM)は多角的な支援活動を展開し、被災者の生活を少しでも改善するために尽力しています。
主な支援内容
1. 医療チームの派遣と診療
地震の影響で多数の病院や診療所が機能しておらず、それにより多くの被災者が医療サービスを受けられない状況にあります。国連IOMは4月5日から移動診療所を開設し、週6日体制で医療サービスを提供してきました。この取り組みにより、すでに7500人以上が診察を受け、40人は緊急医療機関に移送されています。
2. 仮設住居と生活用品の提供
生活条件が厳しい中、IOMは29000人以上の人々に毛布や防水シート、蚊帳、調理器具などの基本的な生活物資を届けました。今後はさらに5万人への支援が予定されています。家を失った方の言葉として「家は壊れたが、家族と共にいることが一番の幸せ」と語っており、支援の必要性を示しています。
3. 現金給付
地域の市場が再開しつつある中、IOMは被災者に現金を給付するプログラムも実施しています。これにより、彼らが自ら必要な物資(食料や衛生用品など)を購入できるよう支援しています。54,600人への現金支援が計画されており、既に13,000人以上が給付を受けています。
4. 心理社会的ケア
精神的なケアも重要であり、多くの被災者が失ったものに対して深い悲しみを抱えています。IOMはこれまでに77人に対して心理的応急処置やカウンセリングを行い、支援するための専門的なカウンセラーの派遣も進めています。
5. 支援活動に向けたデータ収集
支援活動において重要なのは、実際にどのような支援が必要かを把握することです。これまでに265件の現地調査が実施され、被害地域の状況を明らかにしました。この情報をもとに、適切な支援を提供するための計画が進められています。
今後の課題とご支援のお願い
支援活動が進んでいますが、依然として多くの人々が過密な避難所で生活を強いられています。雨季の影響により、仮設住居の耐久性が問われ、感染症のリスクも増しています。このような現状を改善するためには、引き続き多くの支援が必要です。IOMは被災者の命を守り、彼らの生活の再建に向けて全力を尽くしています。
ぜひ、皆様の温かいご支援をお願いいたします。寄付は
こちらから可能です。私たちの支援が、被災者の方々の希望につながることを目指しています。