栃木県のウェブアクセス分析
2023-03-28 08:00:02
栃木県のウェブサイト利用動向をコロナ前後で分析した結果とは
栃木県のウェブサイト利用動向をコロナ前後で分析
新型コロナウイルスの影響により、日本国内でもデジタル化が加速しています。特に、栃木県内の事業者もウェブサイトへのアクセスが急増していますが、この現象を具体的に検証するための分析が行われました。この分析では、総務省が示すデジタル化に関する指摘の実態を探ることを目的としています。
調査の背景と目的
総務省は、コロナ禍を契機に社会や経済が新たなフェーズへと進化していると指摘しています。デジタル技術を用いることで、生活やビジネスのスタイルが変革され、新たな価値が生まれています。この背景情報をもとに、栃木県に本社を置く企業318サイトを対象に、2019年から2022年までのウェブサイトアクセスデータを分析しました。
調査においては、ユーザー数の前年比の増減、新規ユーザー数、ページビュー数(PV)など複数の指標が検討されました。これにより、コロナ前後でのデジタル活動の変化を明らかにすることが目的です。
栃木県内ウェブサイトのアクセス実績
全体の傾向
調査した318サイトのユーザー数は、コロナが始まった2020年には2019年に比べ「+0.3%」とほぼ横ばいでしたが、その後は急激に増加しました。具体的には、2021年には「+7.2%」、2022年には「+13.1%」となり、コロナ期間を通じてユーザー数が大幅に増加しています。新規ユーザーも同様に増えており、2021年には「+9.3%」、2022年には「+17.4%」と成長が続いています。これに伴い、PVも2019年比で増加傾向にあり、特に2021年は「+6.2%」、2022年は「+6.6%」の増加が見られました。
業種別の傾向
1. 卸売り・小売業
卸売り・小売業においては、2019年比で2020年には「+11.4%」、2021年には「+18.6%」、2022年には「+21.3%」と、年々ユーザー数が増加しています。特に全国的な緊急事態宣言の影響で、2020年の4月・5月には急激にユーザー数が伸びました。このことから、流通業界ではウェブサイトにおける情報提供がますます重要視されるようになっています。
2. 宿泊・飲食サービス業
宿泊・飲食サービス業でも同様に、コロナの影響でウェブサイトの利用が増加しました。具体的には、2020年に「+13.4%」、2021年には「+25.4%」、2022年には「+38.2%」と、過去3年間で大きな伸びを見せています。特に、閲覧回数は2020年の4月・5月と7・8月にピークを迎え、消費者がオンラインで情報を得る傾向が鮮明です。
3. 製造業
製造業では、ウェブサイトの閲覧はほぼ横ばいですが、特に2020年6月にはコロナ対策に関する情報収集が活発化し、アクセス数が大幅に増加しました。オンラインで企業の対応状況を確認する動きが強まったことが伺えます。
4. 建設業
建設業においては、2020年の「+20.6%」をピークにユーザー数は変動していますが、新規ユーザー数はコロナ禍が緩和されるとともに増加し、2022年には「+49.2%」となりました。特に2021年にはPVが前年と比べると大幅に増加し、ウェブサイトの活用が活発に行われていたことが確認されました。
まとめ
コロナウイルスの影響を受けて、栃木県内のウェブサイトアクセスは全体的に増加しました。特に流通業や宿泊・飲食サービス業における利用者数の増加が顕著であり、オンラインでの情報提供の重要性が一層高まっています。今後もこの流れが続くことで、栃木県内におけるデジタル化は進展し、様々なビジネスモデルが形成されることが期待されます。
カテル有限会社について
カテル有限会社は、栃木県宇都宮市に本社を構える地域密着型のデザイン&DXカンパニーです。創業19年を迎え、ウェブサイトに留まらず、ロゴ制作やDTPデザイン、店舗内装など幅広くデザインに携わっています。また、ICTを活用したクラウド型業務システムの開発を進めており、地域の企業と共にデジタル化推進に貢献できる存在を目指しています。
会社情報
- 会社名
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カテル有限会社
- 住所
- 栃木県宇都宮市中央本町4-23
- 電話番号
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