作業安全を追求!新たなガス検知器連動の作業服登場
2025年3月、理研計器株式会社とミドリ安全株式会社が共同開発した新しいファン付き作業服が発売される。この作業服は、理研計器が提供する国内初のBluetooth搭載ガス検知器「GX-3R Pro」と連携しており、作業者の安全を守るための先進的な仕組みを取り入れている。
開発の背景と目的
国内では年間700件以上の爆発災害が発生しており、爆発に関連する事故の死亡率は非常に高い。特に防爆エリア外にも危険が存在するため、これに対応した安全対策が求められている。そこで誕生したのが、この新型ファン付き作業服だ。ガス検知器が危険を感知した際、自動的にファンが停止。これにより、爆発事故のリスクを未然に防ぐことができる。
製品詳細
新商品は、以下の3つのラインアップから構成されている:
1.
クールファンEP - 防爆エリア対応(2024年4月発売)
2.
クールファン ハイパワー - 高出力モデル
3.
クールファン レギュラー - 標準仕様で、ガス検知器連動機能を備えている。
特に「クールファンEP」は防爆認証を取得した作業服として、高い評価を得て完売している実績を持つ。これらの成功を基に、さらに安全性を高めるために新たな技術が導入されている。
画期的な技術
この作業服は、Bluetoothによる自動連動システムを搭載しており、ガス検知器からの信号でファンが自動的に停止する。また、ペアリングも簡単で、一度接続すれば次回からは自動的に連携できる。これにより、作業者が手動で操作する手間を省き、安全性を向上させている。
両社の強み
ミドリ安全は、産業用安全用品の国内トップシェアを誇り、特に電動ファン付き作業服は高い評価を得ている。一方、理研計器は1939年に設立され、特に半導体工場向けガス検知器では約70%の市場シェアを持つ。両社の技術と知見が融合することで、これまでにない安全対策を実現した。
まとめ
この新型ファン付き作業服は、作業者の安全を第一に考えて設計されており、実績のある両社による共同開発が特徴となっている。今後の安全基準を引き上げ、全ての作業者が安心して働ける環境を提供することを目指す。製品の詳細や購入については、ミドリ安全の公式ウェブサイトを通じて最新情報が提供される。作業現場の安全性がさらに向上することが期待されている。