Box、AI機能強化で企業の非構造化データ活用を革新!
インテリジェントコンテンツ管理 (ICM) プラットフォームのリーディングカンパニーであるBoxは、企業のコンテンツ管理を大きく変えるAIを活用した新機能を発表しました。
今回の発表で注目すべきは、企業独自のニーズに合わせてカスタマイズ可能な「Box AI Studio」と、従来よりも簡単にアプリケーション開発ができる「Box Apps」です。さらに、インテリジェントコンテンツ管理プラットフォームのすべての機能を1つのプランで利用できる最上位プラン「Enterprise Advanced」も登場しました。
Box AI Studio:AIの可能性をさらに広げる
Boxは、2023年5月に「Box AI」を発表して以来、エンタープライズグレードのAI機能の開発を積極的に進めてきました。Box AIは、MicrosoftのAzure OpenAI Service、AWSのAmazon Bedrock、Google CloudのVertex AIなど、主要な大規模言語モデルと柔軟かつ安全に連携可能です。
2025年1月に提供開始予定の「Box AI Studio」では、企業がコンテンツにAIを適用する際の柔軟性と制御性を強化することができます。管理者は、AI Studioを使って、Boxのパートナーから最適なAIモデルを選択し、カスタムプロンプトやパラメータを調整することで、自社のニーズに合わせた「Box AIエージェント」をノーコードで作成できます。
Box Apps:ビジネスプロセスを加速するノーコードアプリケーション開発
多くの企業にとって、コンテンツは重要なビジネス資産であり、その管理は不可欠です。しかし、従来型のECMシステムは複雑で使いにくいため、多くの企業が業務効率化に苦労してきました。
ベータ版が利用可能な「Box Apps」は、ノーコードでコンテンツ中心のビジネスプロセスを管理するインテリジェントなアプリケーションを簡単に作成できるソリューションです。人事、マーケティング、法務、経理、営業など、あらゆる部門で活用できます。
セキュリティとコンプライアンスの強化
Boxは、データセキュリティとコンプライアンス機能の強化にも取り組んでいます。「Box Archive」は、企業が法規制やコンプライアンス義務を遵守するために、コンテンツの長期保存を簡単に実現します。「Box Content Recovery」は、ランサムウェア攻撃からコンテンツを迅速かつ正確に復元するソリューションで、企業のビジネス継続性をサポートします。
新プラン「Enterprise Advanced」登場
Boxは、インテリジェントコンテンツ管理プラットフォームのすべての機能を1つのプランで利用できる「Enterprise Advanced」プランを発表しました。このプランには、Box AI Studio、Box Apps、Box Forms、Box Doc Gen、Box Archiveなどの最新機能が含まれています。
Box Impact Fund:デジタル変革を支援
Box Impact Fundは、非営利団体のデジタル変革を支援するプログラムで、児童福祉、災害対応、環境の3つのテーマ分野に焦点を当てています。2024年11月12日から12月9日まで、申請を受け付けています。
Boxの進化は続く
Boxは、AI機能の強化や新プランの導入など、企業のコンテンツ管理を革新的に進化させる取り組みを続けています。Boxのインテリジェントコンテンツ管理プラットフォームは、企業が非構造化データの価値を最大限に引き出し、ビジネスの効率化と成長を促進する強力なツールとして注目されています。