滋賀県の中小企業向け脱炭素支援事業
滋賀県が新たに発表した温室効果ガス排出量可視化支援事業「〜経営改善ファーストステップ〜 CO₂見える化トライアルしが」が、県内中小企業の脱炭素化を支援する取り組みをスタートしました。この事業はe-dash株式会社が受託し、県の推進するCO₂ネットゼロ社会の実現に向けて重要な役割を果たします。
取り組みの背景
滋賀県は2050年までにCO₂ネットゼロ社会を目指し、県民・企業・行政が一体となり取り組んでいます。2023年度のデータによると、滋賀県内の温室効果ガス排出量のうち、産業部門が約半分を占め、その大半が製造業からの排出に起因しています。このため、中小企業の脱炭素化が急務であるとされていますが、専門知識の不足や手続きを難しいと感じる企業も多く、実際の取り組みには至っていないのが現状です。
e-dashの役割と支援内容
e-dashは、滋賀県内の中小企業を対象にした以下の支援を行います。
1. 脱炭素経営セミナーの開催
全3回にわたるセミナーでは、脱炭素化の重要性や排出量の算定方法、さらには削減計画の策定などをわかりやすく説明します。実際に脱炭素経営に取り組んでいる企業の事例も交え、実践的な内容を展開する予定です。第一回は2026年7月21日(火)に大津市の「ピアザ淡海」でハイブリッド形式で実施されます。
2. CO₂排出量の可視化支援
今後、滋賀県内の50社を対象に、CO₂排出量可視化支援システム「e-dash」を無償提供し、排出量を算定します。また、可視化後は個社別に「フィードバックシート」を作成し、目標設定を支援します。
3. 中小企業版SBT認定取得のサポート
県内の中小企業5社を対象に、中小企業版SBT認定の取得へ向けた支援を行います。申請業務やブランディングのためのノウハウを活用し、専門的な支援が行われます。
滋賀県のコメント
滋賀県の総合企画部CO₂ネットゼロ推進課の課長、水嶋周一氏は「県内中小企業の脱炭素化を加速させることが課題であり、温室効果ガス排出量の可視化がその基礎となる。e-dashとの連携を通じて、企業の持続可能な取り組みを支援していきたい」とコメントしています。
まとめ
滋賀県とe-dashがタッグを組み、中小企業の脱炭素化を支援する新しい事業が始まりました。この取り組みにより、県内の企業が環境に配慮した経営を実践し、持続可能な未来を目指すことが期待されます。今後の展開に注目です。