パワハラ意識調査
2026-07-21 14:35:43

職場でのパワハラ認識とその防止に向けた意識調査結果

職場でのパワハラ認識とその防止に向けた意識調査結果



最近、弁護士法人浅野総合法律事務所が実施した意識調査が注目を集めています。この調査では、全国の20代から60代の男女を対象に「職場での指導とパワハラ」についての意識を探るものでした。調査の結果、ハラスメントへの意識が高まる中で、多くの人が「指導」と「パワハラ」の境界を理解できていないことが明らかになりました。

調査概要


調査は2026年6月12日から6月19日までの期間に行われ、300名の有効回答を得ました。男女比は女性158名、男性138名で、年代別では20代9.3%、30代26.3%、40代29.3%、50代21.7%、60代以上13.3%となっています。このような多様な世代からの意見を集めることで、職場の現状をよりリアルに把握することができました。

パワハラの認識


調査結果によると、約82.7%の人が自らが「パワハラを受けた」または「見聞きした」経験があると回答しています。これは、つまり職場においてパワハラが非常に身近な問題であることを示しています。特に、「身近で見聞きした」という回答が41.7%と最も多く、これは他の人の体験を耳にしたり目撃したりする機会が多いことを意味します。

一方で「自分が受けた」と答えた人も41.0%にのぼり、実際にパワハラを経験している人が少なくないことが示唆されています。何も経験したことがないと答えたのは16.3%。この結果から、パワハラの問題は特定の個人の問題ではなく、職場全体の文化や気風に関わる問題であることがわかります。

パワハラか指導かの境界


調査は続いて、特定の行為について「パワハラだと思う」か「指導の範囲だと思う」か尋ねました。その結果、「この仕事、向いていないのかもね」と伝えることが86.0%の人によりパワハラだと受け止められました。これは、否定的な意見が強く影響を及ぼすためと考えられます。また、急ぎではないが時間外に連絡する行為も70%を超える人がパワハラだと考えています。この手の行動がコミュニケーションの仕方を問われる要因となっていることが明白です。

指導とパワハラを分ける要因


同じ言動でも、受け止め方が異なることが多いというのが調査の結果の一つです。「指導」と「パワハラ」を分ける決め手としては、「言い方・口調の強さ」が87.0%で最も多く挙げられました。これによって、単に意図した行動でも、受け手が受け取る印象が大きく異なることが再確認されました。このように、行動の受け止められ方を客観視することで、より配慮のあるコミュニケーションが求められています。

自分の言動への不安


また、半数以上の人(51.6%)が、自分の言動が相手にパワハラとして受け取られるのではないかと不安を感じていることも重要なポイントです。特に、「たまにある」と答えた45.3%の割合が示すように、日常のコミュニケーションの一環として、自分の言動がどのように影響を与えるかを考えることが求められています。

パワハラに直面した場合の対応


パワハラを見聞きした場合の対応についても興味深い結果が出ています。「何もできなかった」とか「我慢した」との回答が合わせて47.4%に達しました。これは、被害を受けた時にどのように行動するのかが重要な課題であることを示しています。意見がまとまらず、行動に移せないことが問題解決の妨げとなっているので、今後は相談しやすい環境を整える必要があります。

まとめ


今回は、職場におけるパワハラに対する認識やその境界に関する意識調査を基にした結果をご紹介しました。約8割が何らかの形でパワハラを経験したと話す中で、職場の文化や気風がこの問題において非常に大きな役割を担っていることが確認されました。また、同じ行動でも受け取られ方が異なるとの意識がある中で、配慮あるコミュニケーションが求められる時代にきていることを示しています。これらの結果を踏まえて、パワハラの問題解決に向けた企業の取り組みが一層重要になるでしょう。


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