日本電気硝子、新しい防火ガラス「ファイアライト®F エアリティ™」を発表
日本電気硝子株式会社は、滋賀県に本社を構える特殊ガラスメーカーとして、火災づくりに重要な役割を果たす防火ガラスの新製品「ファイアライト®F エアリティ™」を発表しました。この新製品は、現代の都市開発における安全性とデザイン性を兼ね備えた一品で、多くの現場での採用が期待されています。
背景とニーズ
近年、都市での大規模な開発が進んでおり、多くの人が集まる施設には、開放的な空間が求められるようになっています。これに伴い、防火に対する要求も高まっており、安全で効果的な防火対策が欠かせません。特に、火災時の拡大を防ぐための特定防火設備が必要とされる中で、同時にデザイン性も求められるという複雑なニーズがあります。
このような要求に応えるべく、ファイアライト®F エアリティ™は特定防火設備用として、クリアな色調を実現した新たな選択肢です。既存の防火ガラスの高い防火性能を保持しつつ、自然な色彩を再現することで、視認性を向上させています。
新製品の特長
「ファイアライト®F エアリティ™」は、優れた耐熱結晶化ガラスに、三井化学が開発した「ポジカ®くっきり™フィルム」を組み合わせた製品です。これにより、自然な色彩の再現性が向上し、ガラス越しの景色がより鮮やかに映し出されます。新製品の名称は「エア(Air)」と「クラリティ(Clarity)」を併せたもので、空気のようにクリアな色彩を持つ防火ガラスを表現しています。
以下の特長が、この製品の魅力をより引き立てています:
- - 自然な色彩再現性: ポジカ®くっきり™フィルム技術によって、従来の防火ガラスでは難しかった色彩の鮮やかさを実現。
- - 高衝撃安全性: JIS A 5759準拠の試験で、高い衝撃安全性を満たし、日常生活における安心を提供。
- - 優れた耐熱衝撃性: 高温の高圧にも耐えうる特性をもっており、火災時でも安心して使用できます。
- - 大きなサイズ展開: 最大でW1,200×H3,000mmまで対応可能。
実績と採用事例
新しい「ファイアライト®F エアリティ™」は、東京・港区の「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」で初採用されています。この複合文化施設では、防火性能と透明感を兼ね備えたデザインが求められ、ファイアライト®シリーズがその期待に応えています。
- - 建築主: 東日本旅客鉄道株式会社
- - 設計監理: 品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
- - デザイン監修: 隈研吾建築都市設計事務所
- - 施工: 鹿島建設
日本電気硝子の概要
日本電気硝子株式会社は、1949年の創業以来、様々な特殊ガラスを開発し続けてきました。自動車や医療、エネルギー関連に至るまで、多岐にわたる分野で高い評価を受けている企業です。長年にわたる技術と実績のもとで、今後も新しい価値を提供し続けることが期待されています。
新しくなったファイアライト®F エアリティ™は、都市生活に必須の安全性と美しさを両立させ、多くの人々の生活を豊かにしていくことでしょう。