スマホで完結!新しいステージングサービス『Digital Staging』
不動産の成約活動に欠かせないホームステージング。従来の方法では、専門のデザイナーによるCG加工や、実物のインテリアを設置する必要があり、コストと時間がかかっていました。しかし、最近登場した『Digital Staging』は、その負担を軽減する新しいアプローチを提供しています。
ステージングの現状と課題
通常のステージング方法には主に二種類があります。第一の方法は、実際にインテリアを購入し、室内に設置する方法です。この場合、購入費用に加え、設置にかかるコストが発生します。第二の方法は、専門のデザイナーに依頼し、空室写真にCGインテリアを施す方式ですが、その場合でも写真一枚あたり約1万円の費用がかかるため、不動産事業者にとって大きな負担となります。これにより、適切なコストバランスが取れず、保有物件の成約が難航することもしばしばあるのです。
調査結果によると、ホームステージングを導入した際に、入居者募集メディアのPV数が上昇し、問い合わせが増え、内覧者数も増加したというデータが示されています。このような効果は、不動産業界において非常に重要な要素です。
Digital Stagingの特徴
Digital Stagingは、スマートフォン一台で全ての手続きを完結できる新しいサービスです。以下のステップで利用でき、手間を大幅に削減します。
1. デジタルステージングの専用ウェブサイトにアクセスし、インテリアデザインを選択します。
2. 空室写真をスマートフォンで撮影し、ウェブ上にアップロードします。
3. 配置したい家具や家電を選び、要望を備考欄に記入します。
4. クレジットカードで決済し、発注します。法人アカウントでは請求書払いも可能です。
この手続きにかかる時間はわずか数分。驚くべきことに、オーダー後48時間以内に納品され、修正リクエストは無料・無制限で受け付けているため、柔軟な対応が可能です。また、コストはたった4,950円(税込)と非常にリーズナブルです。
数々の利点
Digital Stagingの最大の特徴は、その価格と納品の速さです。従来の手法と比べ、ほんの数時間という短期間での納品が可能であり、料金も大幅に削減されています。たとえば、中古住宅の販売において、従来20万円ほどかかるインテリアの設置費用が、Digital Stagingを使うことで約40分の1に圧縮されることができます。
さらに、利用者にとっては、煩雑なやり取りや打ち合わせが不要で、すぐに効果的なマーケティングを行える点が大きな魅力です。複数物件を同時に扱う不動産事業者にとっても、業務の効率化が図ることができると期待されています。
今後の展望
Realty Bank社は、Digital Stagingへの導入を2023年内に2000社目標とし、月平均5000枚以上の受注を目指しています。また、動画や360°写真など、多様なフォーマットでのサービス拡充を視野に入れ、さらなる発展を目指しています。
企業概要
この新サービスを提供する株式会社 Realty Bankは、2021年11月に創業し、主に不動産広告やマーケティングサポートを展開しています。代表取締役の川上将司氏がリードする同社は、北海道札幌市に拠点を置き、さらなる革新を追求しています。
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Digital Stagingの新たなアプローチが不動産業界にどのような変革をもたらすのか、今後の展開が楽しみです。