2026年5月1日、ダイヘン株式会社は溶接・接合事業部の元に新たに「マテリアル先進加工」という専門組織を設立しました。この組織は、従来の溶接や接合技術の枠を超え、未来の材料加工技術の革新を担うことを目的としています。製造現場が抱えるさまざまな課題に対応しながら、将来的に多様化が予測される新素材の加工にも対応するための革新ソリューション技術の開発に着手します。
「マテリアル先進加工」の定義
「マテリアル先進加工」とは、金属を中心としたさまざまな素材の特性を深掘りし、次世代の加工技術を実現するためのアプローチを指します。これまでの接合加工技術の革新に加え、今後の成長を支えるために、3つの先進加工技術の研究と開発を行い、新たな価値を創出していきます。
組織の構成
新組織には、専門的な技術の実用化を目指し、優れた人材を社内から選抜して配置しています。具体的には以下の2部門が設けられました。
1.
マテリアル先進加工開発部:企画・開発・広報を担当。
2.
マテリアル先進加工システム営業部:製品の販売やサービスを担当。
組織設立の目的
この新たな組織の設立は、「マテリアル先進加工」を本格的に事業化するための基盤整備の一環と位置付けられています。研究開発やマーケティングと営業機能を統合することで、国内はもちろん海外市場においても新たなビジネスチャンスを手にすることを目指しています。そして、10年以内にはこの分野で1,000億円規模の市場成長を見込んでいます。
未来への計画
2030年には、最先端技術の創出を統括する「研究開発センター」を設立する計画を立てており、産業界や学界、政府との連携を強化していく方針です。このセンターでは、基礎研究から事業化に至るまでの一貫した体制を構築することを目指します。これにより、付加加工や表面加工などの複数のテーマに取り組み、社会実装を加速させていく予定です。
サステナビリティの貢献
ダイヘンの取り組みは、持続可能な社会の実現と産業界の発展に寄与することを意図しています。新たな材料加工技術は、未来のモノづくりにおいて重要な役割を果たすことでしょう。今後のダイヘンの動向に注目です。