山形県立高校バスツアーで自然・文化・食を満喫!県外生受入れを促進!
山形県は、県立高校への県外生徒の受入れを促進するため、初の取り組みとなる県立高校バスツアーを7月下旬から8月上旬にかけて実施します。
このバスツアーは、県外の中学生とその保護者を対象に、山形県の魅力を存分に体験できる、参加費無料の企画です。
ツアー内容
バスツアーでは、県外生を受け入れている山形県立高校を訪問し、在校生との交流、宿泊施設の見学、地域の方々との交流などを予定しています。
さらに、山形県の豊かな自然、美しい景観、歴史、伝統文化、観光施設、食文化などをコースに組み込み、多岐にわたる魅力を体験することができます。
コースは、置賜・最上・庄内の3コースを計画しており、それぞれ地域の特徴を生かした内容となっています。
例えば、置賜コースでは、小野川温泉での入浴や、地元産の食材を使った美味しい食事を楽しむことができます。また、学問の守護仏である亀岡文殊を参拝することもできます。
最上コースでは、赤倉温泉での入浴や、山形の郷土料理を味わうことができます。さらに、最上川の舟下り体験も予定されています。
庄内コースでは、湯野浜温泉での入浴や、地元で採れた食材を使った食事を楽しむことができます。加茂水族館を訪れ、世界最大級のクラゲ展示を見学することもできます。
県外生受入れの背景と目的
山形県では、平成30年度から県外生の受入れを開始し、多様な価値観を持つ生徒同士の交流を通して教育効果を高めたり、学校や地域の活性化を目指したりしています。
首都圏からの進学者が多く、令和6年4月入学生対象の県立高校入学者選抜では9校11学科で県外生を受け入れています。令和7年度にはさらに2校が対象校に追加される予定です。
このバスツアーは、県外生の受入れをさらに拡大するための情報発信の一環として、対象校と地域の魅力をアピールすることを目的としています。
県立高校の魅力
バスツアーでは、コースごとに2~3校を回り、参加生徒が普段の生活では体験できないことを山形県立高校で経験できる機会を提供します。
各高校は、特色を生かした教育や活動を行っており、地域との連携や国際交流など、様々な取り組みを行っています。
例えば、山形県立小国高等学校は、全校生の4人に1人が県外出身という、全国から生徒が集まる学校です。多様な仲間との出会いを通して、主体性や協働力を育むことができます。
山形県立高畠高等学校は、地域と連携した事業や体験学習が豊富で、就職・進学の両方に対応できる学校です。
山形県立新庄南高等学校金山校は、学習の3つのモデルを設定し、進路に応じた教科選択が可能です。地元の方を講師に招いて、世界の文化や匠の技を学ぶ授業も特徴です。
山形県立新庄北高等学校最上校は、自然豊かな環境にあり、小規模校ならではの個々に寄り添った教育を受けることができます。ユニバーサルデザインを取り入れた授業で、生徒一人ひとりの成長を支援しています。
山形県立村山産業高等学校は、地域と一体となって取り組む「ムラサンキタマチマルシェ」というイベントを開催しています。地域の事業者や農家の方々と協力し、実践的なコミュニケーション能力を学ぶことができます。
山形県立庄内農業高等学校は、食料生産科と食品科学科の2本立てで、農業のスペシャリストやコーディネーターを育成しています。姉妹校のある台湾への修学旅行も魅力です。
山形県立加茂水産高等学校は、県内唯一の水産科を設置し、海のスペシャリストを目指す学校です。実習船「鳥海丸」での実習や、加茂水族館との連携など、実践的な教育を行っています。
山形県立遊佐高等学校は、2年次の4月から半年間、地元企業でのインターンシップを実施しています。実際に働くことで、仕事や社会について学び、自分を深く理解することができます。
バスツアーの参加方法
バスツアーへの参加を希望される方は、以下のURLから申し込みください。
https://tobutoptours.jp/shop/3216/yamagata_highschool_bustour/
その他のフォローアップ
バスツアーに参加した方には、県外生受入れ校や自治体が開催する学校説明会への交通費補助も行います。
バスツアーに参加できなかった方も、学校説明会への交通費補助の対象となります。ただし、補助は1組あたり1回のみとなります。
詳細や申込については、後日、山形県立高等学校ポータルサイトに掲載される予定です。
山形県立高等学校ポータルサイト
https://kenritsukoko.pref-yamagata.ed.jp/
このバスツアーを通じて、山形県立高校の魅力をさらに多くの人に知っていただき、進学を検討していただければ幸いです。