STYLYと山形大学が共に描くXR未来の創造
株式会社STYLYは、XR(Extended Reality)を活用した新しい産業の創出を目指し、山形県及び山形大学と共同プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、デジタル人材の育成や地域のデジタル産業の強化を目的としており、特に次世代のクリエイターを育成する「YAMAGATA XR SCHOOL」がその中心となります。このスクールは、2024年11月から生徒の募集を開始します。
プロジェクトの目指すもの
本プロジェクトは、山形県とSTYLYが締結した連携協定に基づいて行われます。山形県内の企業が直面しているデジタル人材不足の課題を解決し、地域のデジタル産業を強化するために、産官学が連携して具体的な取り組みを進めるのです。プロジェクトの具体的な目標には、所得の高い仕事の創出や、若者・女性の定着、さらには高付加価値産業の確立が含まれています。
YAMAGATA XR SCHOOLの詳細
「YAMAGATA XR SCHOOL Powered by ヤマガタリアルメタバース研究所」では、地元の企業および自治体が提供する課題に対して、企画作成からXRコンテンツの制作、プレゼンテーションまで行う実践的な教育が行われます。特に、アートやデザイン、音楽、建築などの分野に興味を持つ学生たちが対象となりますが、未経験者でも参加が可能です。定員は40名程度、応募者が多い場合は抽選となる予定です。
XR技術の実践的利用
このスクールでは、STYLYが提供する空間レイヤープラットフォームを使用して、学びの中心となる「XR活用による課題解決」を目指します。受講生は実際のプロジェクトを通じて、XRコンテンツ制作のスキルやプロジェクト推進のプロセスを学びます。卒業後には、受講生自身の手で新たな施策案やプロトタイプが創出されることを期待されています。
山形の未来を創るプロジェクト
この新たな取り組みは、エンタメ、観光、広告など多岐にわたる分野での価値創出を狙います。山形県が誇る文化や技術をXRコンテンツに変換し、国内外への発信を図ります。また、山形のビジネスマンやクリエイターたちが力を合わせ、地域に根ざしたイノベーションの創出を実現していくこのプロジェクトは、地域活性化の一助となることでしょう。
オンラインセミナーでの情報発信
スクールの受講者は、XRに関するオンラインセミナーのアーカイブ動画を視聴できる機会も提供されます。これにより、山形県のXRへの取り組みやその背景を理解し、具体的な活用事例などの情報を得ることができます。登壇者には、山形大学やSTYLYの専門家が出演し、地域の特色を活かしたXR技術活用についての知見を共有します。
一般向け体験イベント
さらに、やまぎん県民ホールにて「XR aquarium」の一般公開も予定されています。これは、XR技術に初めて触れる方でも気軽に体験できる場となり、山形駅前で開催されます。興味がある方はぜひ訪れてみてください。
スクールの情報
- - 場所: 山形市内
- - 定員: 約40名(抽選の場合あり)
- - 応募締切: 2024年11月24日(定員に達し次第締切)
このプロジェクトは、山形の未来を形作る重要な一歩となります。地域全体が一丸となって新たな風を吹き込み、持続可能な産業を築いていく取り組みにぜひ注目です。