佐渡島の金山 世界遺産登録を機に、開志専門職大学が観光事業者と連携し課題解決型実習を実施!
2023年7月、佐渡島の金山が世界遺産に登録され、観光客増加が期待される佐渡島。その魅力をさらに広げるため、開志専門職大学では、佐渡を代表する観光事業者「サンフロンティア佐渡株式会社」と連携し、課題解決型実習を実施しています。
開志専門職大学 事業創造学部3年次の科目「企業内実習Ⅲ」では、学生たちが企業の課題解決案を提案し、実践することを目指しています。今回の実習では、サンフロンティア佐渡株式会社が運営するホテル「SADO RESORT HOTEL AZUMA」の閑散期の宿泊プランと、それを利用した2泊3日の滞在型モデルツアープランの企画に挑戦しています。
学生たちは、企業内のリソースや佐渡の観光素材を把握するため、ホテル内の様々な部署をローテーションしたり、佐渡島内を観光客目線で巡ったり、実際に観光客にインタビューを行うなど、綿密な事前準備を進めてきました。
そして、企画のターゲットは国内の准富裕層に決定。学生たちは、彼らのニーズを満たす魅力的なプランを考案するために、佐渡の魅力を再発見し、独自の視点で企画を練り上げています。
10月には中間提案会が開催され、サンフロンティア佐渡株式会社からは「『SADO RESORT HOTEL AZUMA』だからこそできる要素をもっと盛り込んでほしい」「宿泊プランの特典の差額が、内容に見合ったものとなっているか、プラン内容を深堀りしてほしい」といった具体的なフィードバックが学生たちに伝えられました。
学生たちは、これらの貴重な意見を参考に、さらなるプランの改善に取り組んでいます。
学生たちの意気込み
中間提案会を終えた学生たちは、それぞれが今後の意気込みを語ってくれました。
「佐渡に行って実際に観光客の声が聞けたので、お客様の声を参考にしながらプラン改善をしていき、再提案していきます」(石川陸来さん)
「佐渡に観光客を呼び込んで、盛り上げていきたいです!」(城田陸郎さん)
「佐渡を学び、冬の魅力を活かした満足度の高い商品を作りたいです」(堀田龍宇哉さん)
「佐渡に長期間滞在して、佐渡の良さをたくさん知ることができたので、皆さんにぜひ知って欲しいです!」(横山翔也さん)
実習担当教員からのコメント
実習担当教員の市川昌史先生は、「授業で学んだ観光マーケティングの知識や手段が、実際に仕事の現場に行くと、どのくらい使われていて通用するのか、その肌感を学生のうちに体験して欲しいです。そして実習先ひいては佐渡の観光課題に真剣に向き合って、この経験を将来に生かしていきましょう!サポートします!引き続き頑張って下さい!」と、学生たちへの期待と激励の言葉を贈りました。
開志専門職大学について
開志専門職大学は、2020年4月に新潟県新潟市に開学した総合専門職大学です。在学中600時間(約5カ月)以上の長期企業内実習をはじめとする教育で、成長分野の高度人材を育成しています。実践的なカリキュラムを通じてビジネスの現場で必要な知識と応用力を身につけ、変化する社会で活躍できるプロフェッショナルを育成します。
企業内実習の重要性
開志専門職大学では、企業内実習を通して、学生たちがビジネスの現場で必要な知識やスキルを習得し、実践力を高めることを目指しています。企業の課題解決に真剣に取り組むことで、学生たちは社会貢献を実感し、将来のキャリアプランを考える貴重な機会を得ることができます。
今回のサンフロンティア佐渡株式会社での実習のように、開志専門職大学では、様々な企業や官公庁との連携を通して、学生たちの成長を支援しています。