日本初のJPYC誕生
2025-10-24 19:34:29

日本初の日本円建てステーブルコイン「JPYC」とそのプラットフォーム「JPYC EX」が公開

日本初の日本円建てステーブルコイン「JPYC」の誕生



日本円ステーブルコイン「JPYC(ジェーピーワイシー)」が、JPYC株式会社によって正式に発表されました。発行は2025年10月27日からスタートし、そのための専用プラットフォーム「JPYC EX(ジェーピーワイシーエクス)」も同時に公開されます。この事業は資金決済法に基づく資金移動業者としての登録を経て発表され、国内金融市場に新たな風を吹き込むことが期待されています。

JPYCの特長


JPYCは、資金決済法第2条第5項に従った「電子決済手段」として設計されています。その特徴は以下の通りです。

1. 1:1の日本円換算: JPYCは日本円と完全に1:1で交換できるため、安心して利用できます。
2. 迅速な取引: 使用者は円の価値を保持しながら、迅速に送受信を行うことが可能です。
3. 低コストの送金: ブロックチェーン技術を駆使して、高速かつ低コストでオンチェーン送金が実現できます。
4. 裏付け資産: JPYCの発行残高は100%以上の日本円(預貯金や国債)によって保証されています。

JPYC EX - 特専プラットフォーム


JPYC EXは、JPYCの発行と償還を行うための公式なプラットフォームです。登録ユーザーは、銀行振込により指定口座に入金し、登録したウォレットアドレスへJPYCを発行されます。また、償還手続きも同様に簡単に行えます。ユーザー登録には本人確認が必要で、マイナンバーカードを使用した公的個人認証に一本化されています。

サービス提供のスタート日時


JPYCおよびJPYC EXは、2025年10月27日午後1時に正式にサービスを開始します。この日を待っている多くの利用者と事業者への期待が寄せられています。また、サポートされるブロックチェーンはAvalanche、Ethereum、Polygonの各ネットワークであり、順次拡大予定です。

開発者向けに公開されたSDK


JPYC株式会社は、JPYCを利用するためのソフトウェア開発キット(SDK)を無償で提供しています。このSDKを利用することで、開発者は少ないコードでJPYCの発行・償還、オンチェーンでの取引、ウォレット連携などが容易に実装できます。これにより、多様な事業者がJPYCを利用したサービスを迅速に展開できることが期待されています。

JPYCを活用した新経済圏


JPYCは特定の加盟店契約なしに利用できるため、様々なビジネスに組み込まれることが可能です。多様なユースケースの導入が進められており、実店舗やECサイトにおける決済システムが開発中です。

パートナーシップによる活用例


  • - 株式会社電算システム: JPYCを活用した全国規模の決済システムを構築中です。
  • - アステリア株式会社: 有名な業務連携ツール「ASTERIA Warp」へのJPYC連携機能を開発中です。
  • - 株式会社HashPort: Web3ウォレット「HashPort Wallet」にJPYC対応が決定しました。
  • - double jump.tokyo株式会社: 法人資産管理SaaS「N Suite」にJPYCを組み入れる計画があります。

今後の展望


JPYCは、金融インフラとしての信頼性と利便性を高めつつ、事業者との連携を強化していく予定です。特に、JPYCを通じて形成される新しい経済圏は、幅広い業種での導入を促進し、様々なユースケースの開発を支援しています。今後3年内に10兆円規模の発行残高を目指し、日本国内外での可能性を広げていく意向です。

JPYC株式会社について


日本初の日本円ステーブルコインの発行を手がけるJPYC株式会社は、2019年設立以降、ブロックチェーン技術を活用したデジタル金融の革新に取り組んでいます。透明性と低コストでの取引を重視し、皆様に信頼される金融サービスを提供してまいります。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
JPYC株式会社
住所
東京都千代田区大手町1丁目6−1大手町ビル4階 FINOLAB内
電話番号

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