サルヴァトーレ・フェラガモが新たに発表したカプセルコレクション「Back to Earth」は、ファッションと自然の深い対話をテーマにしており、その全貌が徐々に明らかになっています。創業者サルヴァトーレの言葉にあるように、「自然は自由を与えられたとき、あらゆる傷を癒してくれる」という教訓は、コレクションの中心に据えられています。このコレクションは、1940年代から続くフェラガモの探求の集大成であり、リサイクル素材や自然由来の革新的な素材を用い、サステナビリティに重きを置いています。
「Back to Earth」は、自然の再生的な美しさを称賛し、イタリアの伝統的な技術と現代的なデザインの融合に努めたレディ・トゥ・ウェアとアクセサリーから構成されています。デザインの背後には、倫理観と美学、さらには機能性とフォルムの調和が存在。これは単なるコレクションではなく、フェラガモが創り出す一つの旅ともいえるでしょう。この旅は、彼らのクリエイティブな遺産とイタリアの大地への感謝を反映しており、現在のファッションビジョンに影響を与え続けています。
特に注目すべきは、2018年にフィレンツェで開催された「Sustainable Thinking」と呼ばれる展覧会から始まった探求が、この「Back to Earth」コレクションによって成熟した点です。サルヴァトーレの革新的なアプローチは、ファッション業界における責任ある進化を先取りし、天然素材や革新的な素材の採用を行ってきました。